日本レスリング協会公式サイト
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2022.08.29

ロシア協会・ミハイル・マミアシビリ会長が9.9UWW総会に出席へ、ロシア選手は他国への国籍変更を視野に入れる

 

 ロシア協会のホームページは8月24日、ロシア・レスリング協会のミハイル・マミアシビリ会長が9月9日にセルビア・ベオグラードで行われる世界レスリング連盟(UWW)の総会に出席し、多くの質問と要望をすることを報じた。

 同会長は「ロシアの選手を除外することは違法であると今でも信じています。アスリートは、政治的性質の出来事について責任を負うべきではありません」とコメントしている。

現状を打開するため行動を起こすロシアのミハイル・マミアシビリ会長だが…

 ウクライナに侵攻したロシアと、攻撃を支援したベラルーシの選手・役員を国際大会から除外することは、国際オリンピック委員会(IOC)が2月末、すべての競技の国際連盟や大会主催者に勧告。UWWも受け入れた。侵攻から半年が経過したが、戦争終結のめどは立っておらず、状況が変わる見通しは立っていない。

 ロシアのダゲスタン共和国の協会ホームページは、戦争が長引いてロシアが2024年パリ・オリンピックに出場できない場合にそなえ、ロシアのトップ選手の何人かが国籍変更を視野に入れていることを報じた。

 国籍変更した場合、以前は2年間、新しい国籍で出場することはできなかったが、現在は双方の国の同意のもと、各年の12月31日までに申請し、不備がなければ翌年1月1日から有効となる(注=その他の詳細な手続きあり)。来年9月の世界選手権(パリ・オリンピック第1次予選)に新国籍で出場する選手は今年中に、2024年の大陸予選・世界最終予選へ新国籍で出場する場合は2023年中に申請することになる。ロシアからの“流出選手”が例年以上に出てきそう。

 アジア・レスリング連盟の会長でもあるカザフスタンのダウレット・ツルリハノフ会長は,同サイトの「すでに何人かの選手がカザフスタンへの国籍変更申請をしているのでは?」との質問に対し、肯定も否定もしなかったが、「カザフスタンには現在、3スタイルともに有望な選手が多くいる。(カザフスタン生まれの)自分たちのチームでパリ・オリンピックに臨みたい」とコメントした。

 友人でもあるマミアシビリ会長とは連絡を取り合っているそうで、「ロシアとベラルーシとの合同練習までは禁止されていない」とし、カザフスタンが制裁されないよう十分な注意をしたうえで、合同練習することはありうるとしている。

 ロシアからカザフスタンに国籍を変えてオリンピックに出場した選手は何人かいて、東京オリンピックの男子フリースタイル57kg級で3位に入ったヌリスラム・サナエフは、2013年に国籍を変え、リオデジャネイロ大会と東京大会に出場している。

 







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