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2022.08.30

【特集】アジア王者として臨む初の世界選手権、「圧勝して優勝したい」…男子フリースタイル61kg級・樋口黎(ミキハウス)

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▲樋口黎(ミキハウス)=撮影・保高幸子

 意外な感じもするが、シニアの世界選手権には初出場だ。2016年リオデジャネイロ・オリンピックの男子フリースタイル57kg級で銀メダルを取った樋口黎(ミキハウス)は「オリンピックに重点を置いてきたので、(世界選手権を)そこまで意識したことはなかったです」と話す。

 「東京オリンピックを逃して次の目標に向け、一つ一つやっていかなきゃいけない中で、アジア選手権のチャンスがあって、世界選手権のチャンスがあってという感じですね」というのが、初めて挑む世界選手権への思い。

 9月10日からセルビア・ベオグラードで行われる世界選手権では、最終の17・18日に出場する。「優勝しなきゃいけないと思っています。優勝することが最低ライン。自分の攻めをやり、攻めるスタイルを貫いて圧勝して優勝したいです」ときっぱり。リオデジャネイロで届かなかった世界一を手にし、日本チームに最高のフィナーレをもたらすか。

アジア選手権は4試合にテクニカルフォール勝ち!

 世界選手権への出場経験がなくオリンピックのマットに立つのは、さほど珍しいことではない。2016年リオデジャネイロ大会では、男子4選手のうち樋口を含めて3選手が初の世界大会出場だった。だが、太田忍(グレコローマン59kg級)、井上智裕(同66kg級)は、ともに2018年に世界選手権出場を果たした。

4月のアジア選手権は4試合に快勝=UWWサイトより

 樋口の場合は、階級を定め切れなかったのが世界選手権を逃した大きな要因だった。2017年は61kg級で中村倫也、2018・19年は65kg級で乙黒拓斗の壁があり、世界選手権出場を逃している。2018年にU23で65kg級世界王者になったことや、2019年全日本選抜選手権で前年の世界選手権で優勝した乙黒に15-5のテクニカルフォールで勝った事実は、結果として迷走につながり、57kg級で目指した東京オリンピックを逃した一因だったかもしれない。

 2年後のパリ・オリンピックでは57kg級での出場を決めている。その過程として、今年は61kg級で世界一が目標。昨年の全日本選手権こそ2位に終わったものの、今年は4月のアジア選手権(モンゴル)で4試合テクニカルフォール勝ちという内容で優勝。6月の全日本選抜選手権でも無失点で順調に勝った。

 アジア選手権では「昔の一番いいときの片足タックルができている」と、全日本選抜選手権では、「多くフェイントを入れてみたり、逆の腕取りをしてみたりと単調にならなかった。パワー負けしなかった」とそれぞれ振り返り、世界一への道筋は見えている。

世界王者の不在は物足りないが、「だからこそ優勝しなきゃいけない」

 61kg級は、昨年の欧州&世界王者のアバスガジ・マゴメドフ(ロシア連盟)が不出場。強敵は、昨年の世界3位&U23世界王者のアルセン・ハルチュニャン(アルメニア)や、2019年U23世界選手権57kg級優勝のアンドレウ・レイネリ(キューバ)あたりとなる。

アジアを制し、世界一を目指す樋口黎=撮影・矢吹建夫

 世界王者の不在は物足りないだろうが、「だからこそ優勝しなきゃいけない」と気を引き締め、「ここでしっかり勝つことが、(57kg級を予定している)次の全日本選手権、そしてパリ・オリンピックにつながってくると思う。結果にしっかりこだわってやりたい」ときっぱり。

 「僕は、日本人相手より外国選手とやるときの方が動きがよくなり、開き直ってできるんです」という言葉は頼もしい。ただ、「樋口は、やっぱり強いと思わせたい?」という問いには、「ないです」と即答。「なるようにしか、なりませんから」と笑った。

 57kg級への階級ダウンを見据えて、食生活もしっかり見直し、仕上がりは順調と言う。「あとは、出てくるメンバーの対策をしながら、金メダルを取るために練習を積んでいきたいです」と話し、世界選手権へ向けての最後のコーナーを回った。







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