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2022.08.31

【特集】タックル以外にも成長を披露し、今年も世界の頂点へ! 女子72kg級で2連覇を目指す古市雅子(自衛隊)

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 9月10日に開幕する2022年世界選手権(セルビア・ベオグラード)の女子72kg級では、チーム最年長、25歳の古市雅子(自衛隊)が2連覇に挑む。

▲古市雅子(自衛隊)=撮影・保高幸子

 カデット(現U17)、ジュニア(現U20)の両世界選手権では、ともに3連覇(ジュニアは67kg級と72kg級の2階級制覇)を誇る。シニアの世界選手権では3位(2019年)のあと優勝(2021年)。その間にU23世界選手権での優勝をはさんでおり、段階を踏んでの世界一到達だった。

 「チャンスがあるので、2連覇したいな、とは思うけど、考え過ぎないようにしています。一戦一戦、目の前の相手に挑むことが大事」と、冷静な女王らしく語る。

 再び頂上を目指す-。その挑戦権獲得の道のりは厳しかった。6月の明治杯全日本選抜選手権決勝は、昨年12月の全日本選手権を制した20歳の新倉すみれ(神奈川大)との顔合わせだった。第2ピリオド、残り1分半ごろまで2点をリードされる劣勢。

 ここから真骨頂のタックルで難局を打開する。2点を挙げ、さらに残り5秒。相手の右脚を抱えながら、しぶとくも迷うことなく前へと進んだ。試合終了のブザーとほぼ同時に場外へと運んでいった。

 プレーオフでは攻めあぐねたが、今度は堅守を発揮し、伸び盛りの若手に意地を見せる形になった。

タックル以外でポイントを取れるかが課題

 この苦しい闘いが古市の背中を押している。「明治杯ではタックルばかりを狙いすぎて、相手に反応されてポイントにつなげることができなかった。反応されたときに自分がどう対応するかが大事。タックル以外の部分でもポイントが取れるようにしていきたい」と課題を胸に刻んだ。

全日本選抜選手権決勝では終了間際にタックルで逆転勝ち=撮影・矢吹建夫

 世界女王に対し、海外勢も研究を深め、戦略を練ってくることは当然だ。発表されたエントリーでは、昨年の決勝を争ったジャミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)が出場してくる。勝ったとはいえ、3-0。バクベルゲノワは今年、アジア選手権のほか2度のランキング大会を制するなど勢いを持っている。昨年のU23世界選手権で優勝したアナスタシア・アルプイェワ(ウクライナ)らの新顔もいる。

 スピードとパワーを兼ね備えたタックルだけでなく、カウンターなどでもコントロールできるか。「自分のレスリングの幅を広げるためにも、いろいろなことに挑戦していかないと、これからは勝てない」と決意がにじむ。

 臨機応変に対応できるよう、構えから再確認。8月には76kg級代表の鏡優翔(東洋大)らとも数多くのスパ-リングを積み、ベオグラードのマットへ準備を進めている。

大きな夢へ向けての2度目のウイニングランなるか

 前述の「これからは勝てない」の言葉には、2年後のパリ・オリンピックへの思いも込められているだろう。オリンピック代表争いがスタートする今年12月の全日本選手権には68kg級で参戦を予定している。昨年も68kg級に挑んだが、初戦で若い石井亜海(育英大=今年の68kg級代表)に不覚を喫し、3位に終わっている。

昨年の世界選手権でのウィニングラン。再現なるか=UWWサイトより

 昨年の全日本選手権は体重調整が思うようにいかず、減量という問題も出てくる。65kg級から今年の世界制覇を目指す森川美和(ALSOK)が上がってくることも予想される。激戦必至の階級で勝ち抜くには、タックル以外の持ち技が絶対に必要ということは、十分に分かっている。

 昨夏の東京オリンピックで金メダルを獲得し、今回の世界選手権に一緒に出場する須﨑優衣(キッツ=50kg級)や志土地真優(ジェイテクト=55kg級)は、JOCエリートアカデミーで共に研鑽を積んできた選手。「2人ともすごく努力をしてきたのを見てきた。自分も追い付けるようにしたい」。

 優しい笑顔とともに駆ける2度目のウイニングランは、きっと大きな夢への助走になるだろう。







2023年世界選手権/激戦の跡
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