2022年世界選手権（セルビア）／エントリー選手・展望（男子グレコローマン）

 

 　2022年世界選手権は9月10日からセルビア・ベオグラードで始まる。序盤の男子グレコローマンの各階級のエントリー選手と展望は下記の通り。

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男子グレコローマン日程

■いずれも開始日。ファイナル・敗者復活戦へ進む選手は、翌日も試合あり。
■試合開始時間は各日とも午後5時30分（日本時間）で、午後9時半頃まで。1～２時間休憩のあと第2セッションで、ファイナル（3位決定戦・決勝）は午後11時45分からの予定（10日のみ翌午前1時。最終日は第2セッションのみ）

9月10日（土）　男子グレコローマン55・72・77・87kg級（塩谷優、堀江耐志、屋比久翔平、角雅人）
 　  11日（日）　男子グレコローマン63・67・82・97kg級（池田龍斗、遠藤功章、岡嶋勇也、鶴田峻大）
 　  12日（月）　男子グレコローマン60・130kg級（文田健一郎・園田新）

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男子グレコローマン／エントリー選手・展望

　【55kg級】

　昨年の世界チャンピオン（松井謙＝日本）と2位（エミン・セフェルシャエフ＝ロシア連盟）は不出場。2018年世界王者で第1シードのエルダニズ・アジズリ（アゼルバイジャン）、2019年世界王者で第2シードのヌグザリ・ツルツミア（ジョージア）、ノーシードだが、昨年の世界王者の松井を破って出てくる塩谷優（拓大）が優勝を争うか。アジズリは今年の欧州選手権優勝、ツルツミアは同2位、塩谷はアジア選手権優勝と、いずれも昇り調子だ。

　第3シードの2018年世界選手権3位のエクレム・オエズツエルク（トルコ）、今年のパンアメリカン選手権を制したマックス・ノウリ－（米国）らが優勝争いにからむか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Eldaniz AZIZLI（アゼルバイジャン）＝2021年世界選手権3位／2022年欧州選手権優勝
［2］Nugzari TSURTSUMIA（ジョージア）＝2021年世界選手権3位／2022年欧州選手権2位
［3］Ekrem OEZTUERK（トルコ）＝2021年世界選手権5位
［4］Max NOWRY（米国）＝2020年パンアメリカン選手権優勝
［5］Fabian SCHMITT（ドイツ）＝2022年ドイツGP優勝
［6］Amangali BEKBOLATOV（カザフスタン）＝2022年アジア選手権2位
［7］Jasurbek ORTIKBOEV（ウズベキスタン）＝2022年アジア選手権3位
［8］Koryun SAHRADYAN（ウクライナ）＝2022年ドイツGP2位

塩谷優（日本）＝2022年アジア選手権優勝
Rudik MKRTCHYAN（アルメニア）
Nedyalko PETROV（ブルガリア）
Jiahao LIU（中国）
Rabby KILANDI（コンゴ民主共和国）
Arjun HALAKURKI（インド）
Poya DAD MARZ（イラン）
Giovanni FRENI（イタリア）
Mostafa ALQADE（ヨルダン）
Hyeokjin JEON（韓国）
Artiom DELEANU（モルドバ）
Florin TITA（ルーマニア）
Sabolc LOSONC（セルビア）

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　【60kg級】

　昨年の東京オリンピック優勝の選手（ルイス・オルタ・サンチェス＝キューバ）と、世界選手権優勝（ビクトル・シオバヌ＝モルドバ）の選手は、ともに63kg級にエントリー。東京オリンピック2位で第3シードの文田健一郎（ミキハウス）に大きなチャンスが出てくる。

　第1シードは、昨年の世界選手権2位のジョラマン・シャルシェンベコフ（キルギス）。今年4月のアジア選手権優勝と勢いはある。第２シードは世界選手権3位のムラド・マンマドフ（アゼルバイジャン）で、8月のイスラム競技大会ではシャルシェンベコフに敗れて2位。

　文田は、シャルシェンベコフには2020年アジア選手権で4－0、マンマドフにはU23世界選手権でテクニカルフォール勝ちしている。

　今年の欧州選手権の王者のケリム・カラム（トルコ）は、東京オリンピックへ向けても成長株として要注意選手だった一人（シオバヌに敗れて12位）。今年は地中海大会、リュボミール・イワノビッチ国際大会（セルビア）でも優勝しており、調子はいい。

　オリンピックV2の選手を父に持つエドモンド・ナザリアン（ブルガリア）は、東京オリンピックを逃したが、今年の欧州選手権2位など進化を遂げている。どこまで力を伸ばしているか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Zholaman SHARSHENBEKOV（キルギス）＝2021年世界選手権2位／2022年アジア選手権優勝
［2］Murad MAMMADOV（アゼルバイジャン）＝2021年世界選手権3位
［3］文田健一郎（日本）＝2021年東京オリンピック2位
［4］Gevorg GHARIBYAN（アルメニア）＝2021年世界選手権5位
［5］GYANENDER（インド）＝2022年アジア選手権5位
［6］Kerim KAMAL（トルコ）＝2022年欧州選手権優勝
［7］Haithem MAHMOUD（エジプト）＝2021年東京オリンピック9位
［8］Helary MAEGISALU（エストニア）＝2022年欧州選手権7位

Abdelkarim FERGAT（アルジェリア）
Marat GARIPOV（ブラジル）
Edmond NAZARYAN（ブルガリア）
Liguo CAO（中国）
Simeon MABIALA（コンゴ民主共和国）
Dicther TORO CASTANEDA（コロンビア）
Kevin DE ARMAS（キューバ）
Leo TUDEZCA（フランス）
Pridon ABULADZE（ジョージア）
Etienne KINSINGER（ドイツ）
Krisztian KECSKEMETI（ハンガリー）
Mehdi MOHSEN NEJAD（イラン）
Aidos SULTANGALI（カザフスタン）
Hanjae CHUNG（韓国）
Justas PETRAVICIUS（リトアニア）
Michal TRACZ（ポーランド）
Alexandru TRANDAFIR（ルーマニア）
Aleksandar BERAROV（セルビア）
　Sebastian KOLOMPAR（セルビア）
Ardit FAZLJIJA（スウェーデン）
Viktor PETRYK（ウクライナ）
Ildar HAFIZOV（米国）
Ilkhom BAKHROMOV（ウズベキスタン）

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　【63kg級】

　昨年の東京オリンピック60kg級優勝のルイス・オルタ・サンチェス（キューバ）が、同オリンピック以来、初の国際大会に階級を上げて出場してくる。63kg級では初の試合。昨年の世界選手権優勝のビクトル・シオバヌ（モルドバ）もこの階級にエントリー。こちらは、６月のマテオ・ペリコネ国際大会（イタリア）63kg級で2位に入っている。この階級での世界一を争うか。

　昨年の世界チャンピオン（メイサム・ダルハニ＝イラン）は階級を上げた可能性があり不出場。イランからは東京オリンピック60kg級代表で、昨年のU23世界選手権63kg級3位のネジャティ・アリレザが出てくる。優勝争いに加われるか。

　昨年の世界選手権2位でU23世界選手権優勝のレリ・アブラーゼ（ジョージア）は、今年の欧州選手権とスペインGP67kg級優勝。第1シードの実力を発揮するか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Leri ABULADZE（ジョージア）＝2021年世界選手権2位／2022年欧州選手権優勝
［2］Taleh MAMMADOV（アゼルバイジャン）＝2022年欧州選手権2位
［3］Erik TORBA（ハンガリー）＝2021年世界選手権5位
［4］Victor CIOBANU（モルドバ）＝2021年世界選手権60kg級優勝
［5］Ahmet UYAR（トルコ）＝2022年欧州選手権3位
［6］Hrachya POGHOSYAN（アルメニア）＝2022年欧州選手権5位
［7］NEERAJ（インド）＝2022年アジア選手権3位
［8］Tynar SHARSHENBEKOV（キルギス）＝2022年アジア選手権優勝

池田龍斗（日本）
Abdeldjebar DJEBBARI（アルジェリア）
Nikolay VICHEV（ブルガリア）
Cristobal TORRES（チリ）
Erbatu TUO（中国）
Jordan KABONGO（コンゴ民主共和国）
Ivan LIZATOVIC（クロアチア）
Luis ORTA SANCHEZ（キューバ）＝2021年東京オリンピック60kg級優勝
Abdolmohammad PAPI（ドイツ）
Emerson FELIPE ORDONEZ（グアテマラ）
Ali Reza NEJATI（イラン）
Galym KABDUNASSAROV（カザフスタン）
Jinseub SONG（韓国）
Aleksandrs JURKJANS（ラトビア）
Razvan ARNAUT（ルーマニア）
Sebastian NAD（セルビア）
Virgil BICA（スウェーデン）
Oleksandr HRUSHYN（ウクライナ）
Samuel JONES（米国）
Aker AL OBAIDI (UWW＝難民チーム)
Turabek TIRKASHEV（ウズベキスタン）

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　【67kg級】

　昨年、東京オリンピックと世界選手権を制したモハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイ（イラン）が、今年も強さを発揮するか。今年は5月のUWWランキング大会（カザフスタン）の72kg級で優勝。2019年アジア選手権以来、2階級にわたって6大会連続で国際大会を制している。

　2019年にU23世界王者に輝き、東京オリンピック3位のモハメド・イブラヒム・エルサイェド（エジプト）が第4シードであり、順当に勝ち上がれば準決勝で激突する。アフリカの意地を見せられるか。

　昨年の世界選手権5位で2022年欧州選手権優勝のムラト・フィラト（トルコ）、カザフスタンからアジア王者に変わって出てくる今年のU20世界選手権3位のディン・ムハメド・コシカーらの殊勲はあるか。

　2度の世界王者を経験しているリュ・ハンス（柳漢壽＝韓国）は34歳で現役を続行し、2024年パリ・オリンピックを目指すもよう。4月のアジア選手権は2位。もうひと花咲かせられるか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Mohammadreza GERAEI（イラン）＝2021年東京オリンピック優勝／2021年世界選手権優勝
［2］Murat FIRAT（トルコ）＝2022年欧州選手権優勝
［3］Hasrat JAFAROV（アゼルバイジャン）＝2022年欧州選手権3位
［4］Mohamed ELSAYED（エジプト）＝2021年東京オリンピック3位
［5］Morten THORESEN（ノルウェー）＝2022年ベービ・エムレ－ハミット・カプラン国際大会2位
［6］Mateusz BERNATEK（ポーランド）＝2021年世界選手権7位
［7］Hansu RYU（韓国）＝2022年アジア選手権2位
［8］Witalis LAZOVSKI（ドイツ）＝2021年世界選手権10位

遠藤功章（日本）
Ishak GHAIOU（アルジェリア）
Slavik GALSTYAN（アルメニア）
Kenedy MORAES PEDROSA（ブラジル）
Nestor ALMANZA TRUYOL（チリ）
Husiyuetu HUSIYUETU（中国）
Norva BUKASA（コンゴ民主共和国）
Julian HORTA ACEVEDO（コロンビア）
Mamadassa SYLLA（フランス）
Joni KHETSURIANI（ジョージア）
Krisztian VANCZA（ハンガリー）
Sachin SAHRAWAT（インド）
Din KOSHKAR（カザフスタン）
Amantur ISMAILOV（キルギス）
Donior ISLAMOV（モルドバ）
Diego MARTINEZ DE LEIJA（メキシコ）
Pedro DE MATOS OLIVEIRA DE MORAIS（ポルトガル）
Mihai MIHUT（ルーマニア）
Mate NEMES（セルビア）
Andreas VETSCH（スイス）
Oleksii MASYK（ウクライナ）
Alejandro SANCHO（米国）
Abror ATABAEV（ウズベキスタン）

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　【72kg級】

　昨年の世界王者（マルカス・アモヤン＝アルメニア）は77kg級にエントリー、同2位はロシアへの制裁で不参加。昨年の世界選手権3位のクリスツパス・スレイバ（リトアニア＝第1シード）とゲボルグ・サハキャン（ポーランド＝第3シード）を筆頭に、多くの選手にメダル獲得のチャンスが広がっている。

　第2シードで今年の欧州選手権3位のウルブ・ガニザーデ（アゼルバイジャン）は、これまでにカデット、ジュニア、U23の世界選手権でメダルを獲得している。4世代目のメダルを金メダルで飾れるか。

　今年の欧州選手権優勝のロバート・フリッチ（ハンガリー）、アジア選手権優勝のモハマド・レザ・コハタリ（イラン）らの殊勲はあるか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Kristupas SLEIVA（リトアニア）＝2021年世界選手権3位
［2］Ulvu GANIZADE（アゼルバイジャン）＝2022年欧州選手権3位
［3］Gevorg SAHAKYAN（ポーランド）＝2021年世界選手権3位
［4］Mohammad Reza MOKHTARI（イラン）＝2022年アジア選手権優勝
［5］Valentin PETIC（モルドバ）＝2021年世界選手権7位
［6］Selcuk CAN（トルコ）＝2022年ベービ・エムレ－ハミット・カプラン国際大会優勝
［7］Deyvid DIMITROV（ブルガリア）＝2022年欧州選手権7位
［8］Robert FRITSCH（ハンガリー）＝2022年欧州選手権優勝

堀江耐志（日本）
Arnaud MAMBOU（コンゴ共和国）
Reangan NDOMBASI（コンゴ民主共和国）
Pavel PUKLAVEC（クロアチア）
Jakub BIELESZ（チェコ）
Matias LIPASTI（フィンランド）
Ibrahim GHANEM（フランス）
Shmagi BOLKVADZE（ジョージア）
Samuel BELLSCHEIDT（ドイツ）
Jose VARELA GARCIA（グアテマラ）
VIKAS（インド）
Ibragim MAGOMADOV（カザフスタン）
Jiyeon LEE（韓国）
Ali ARSALAN（セルビア）
Andrii KULYK（ウクライナ）
Benjamin PEAK（米国）
Mirzobek RAKHMATOV（ウズベキスタン）

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　【77kg級】

　昨年の東京オリンピック王者（タマス・ロエリンツ＝ハンガリー）は引退、世界選手権の覇者（ロマン・ブラソフ＝ロシア連盟）はロシアへの制裁で不参加。第1シードで昨年の世界選手権2位のサナン・スレイマノフ（アゼルバイジャン）、72kg級世界王者で階級を上げたマルハス・アモヤン（アルメニア）が優勝を争うか。

　東京オリンピック3位の屋比久翔平（ALSOK）、同オリンピックで屋比久に敗れたが世界選手権3位のモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイ（イラン）、東京オリンピック2位で今年のアジア選手権優勝のアクジョル・マフムドフ（キルギス）、2012年ロンドン・オリンピック王者のベテラン、キム・ヒョンウ（金炫雨＝韓国）ら、アジア勢が上位を占める可能性もある。

　7月の「ピトラシンスキ国際大会」（ポーランド）の決勝で屋比久を破ったゾルタン・レバイ（ハンガリー）が、オリンピック王者の後釜としての活躍を見せられるか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Sanan SULEYMANOV（アゼルバイジャン）＝2021年世界選手権2位
［2］Mohammadali GERAEI（イラン）＝2021年世界選手権3位
［3］Akzhol MAKHMUDOV（キルギス）＝2022年アジア選手権優勝
［4］Viktor NEMES（セルビア）＝2021年世界選手権7位
［5］屋比久翔平（日本）＝2021年東京オリンピック3位
［6］Yunus BASAR（トルコ）＝2022年欧州選手権2位
［7］Yosvanys PENA FLORES（キューバ）＝2022年パンアメリカン選手権優勝
［8］Aik MNATSAKANIAN（ブルガリア）＝2022年欧州選手権3位

Malkhas AMOYAN（アルメニア）＝2021年世界選手権72kg級優勝／2022年欧州選手権優勝
Rohan KALISCH（オーストラリア）
Joilson DE BRITO（ブラジル）
Jean ATONGUI（コンゴ共和国）
Rui LIU（中国）
Redy MUPOMPA（コンゴ民主共和国）
Antonio KAMENJASEVIC（クロアチア）
Oldrich VARGA（チェコ）
Oliver KRUEGER（デンマーク）
Artem SHAPOVALOV（フィンランド）
Johnny BUR（フランス）
Iuri LOMADZE（ジョージア）
Idris IBAEV（ドイツ）
Georgios PREVOLARAKIS（ギリシャ）
David CHOC HUOC（グアテマラ）
Zoltan LEVAI（ハンガリー）
Sajan BHANWALA（インド）
Riccardo ABBRESCIA（イタリア）
Tamerlan SHADUKAYEV（カザフスタン）
Hyeonwoo KIM（韓国）
Paulius GALKINAS（リトアニア）
Per KURE（ノルウェー）
Fabio DIETSCHE（スイス）
Per OLOFSSON（スウェーデン）
Yasaf ZEINALOV（ウクライナ）
Kamal BEY（米国）
Aram VARDANYAN（ウズベキスタン）

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　【82kg級】

　昨年の世界選手権優勝のラフィグ・フセイノフ（アゼルバイジャン）が、今年の欧州選手権も制して文句なしの第1シード。世界選手権2位のブルハン・アクブダク（トルコ）、同3位のペジマン・ポシタム（イラン）が第3シード。昨年の世界選手権の優勝争いが再現されるか。

今年の欧州選手権2位のゲラ・ボルクバーゼ（ジョージア）、昨年のU23世界選手権77kg級優勝で今年の欧州選手権82kg級3位のタマス・レバイ（ハンガリー）、アジア選手権2位のディアス・カレン（カザフスタン）らが優勝争いを展開するか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Rafig HUSEYNOV（アゼルバイジャン）＝2021年世界選手権優勝／2022年欧州選手権優勝
［2］Burhan AKBUDAK（トルコ）＝2021年世界選手権2位
［3］Pejman POSHTAM（イラン）＝2021年世界選手権3位
［4］Mihail BRADU（モルドバ）＝2022年欧州選手権5位
［5］Ranet KALJOLA（エストニア）＝2021年世界選手権8位
［6］Harpreet SINGH（インド）＝2022年アジア選手権3位
［7］Gela BOLKVADZE（ジョージア）＝2022年欧州選手権2位
［8］Dias KALEN（カザフスタン）＝2022年アジア選手権2位

岡嶋勇也（日本）
Karapet CHALYAN（アルメニア）
Rosian DERMANSKI（ブルガリア）
Chengwu WANG（中国）
Andy MUKENDI（コンゴ民主共和国）
Bozo STARCEVIC（クロアチア）
Petr NOVAK（チェコ）
Roland SCHWARZ（ドイツ）
Tamas LEVAI（ハンガリー）
David ZHYTOMYRSKY（イスラエル）
Matteo MAFFEZZOLI（イタリア）
Sultan EID（ヨルダン）
Sejin YANG（韓国）
Kristijan CERMAK（セルビア）
Aleksa ILIC（セルビア）
Milos PEROVIC（セルビア）
Denis HORVATH（スロバキア）
Yaroslav FILCHAKOV（ウクライナ）
Spencer WOODS（米国）
Jalgasbay BERDIMURATOV（ウズベキスタン）

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　【87kg級】

　東京オリンピックのチャンピオン（ジャン・ベレニュク＝ウクライナ）と2位（ビクトル・ロエリンツ＝ハンガリー）は引退か休養。同3位で世界選手権を制したズラビ・ダツナシビリ（セルビア）が優勝候補の最右翼となろうが、今年の欧州選手権は8位で、安定感は今ひとつ。

　欧州選手権優勝のツルパル・ビスルタノフ（デンマーク）、7月の「ピトラシンスキ国際大会」（ポーランド）でビスルタノフを破ったデービッド・ロソンチ（ハンガリー）、欧州選手権3位のイスラム・アッバソフ（アゼルバイジャン）、アジア選手権2年連続優勝のナゼル・アリザデフ（イラン）らが優勝戦線に浮上するか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Zurabi DATUNASHVILI（セルビア）＝2021年世界選手権優勝
［2］Turpal BISULTANOV（デンマーク）＝2022年欧州選手権優勝
［3］Bachir SID AZARA（アルジェリア）＝2021年東京オリンピック7位
［4］Islam ABBASOV（アゼルバイジャン）＝2022年欧州選手権3位
［5］Nursultan TURSYNOV（カザフスタン）＝2021年世界選手権10位
［6］Mohamed METWALLY（エジプト）＝2021年東京オリンピック5位
［7］Sunil KUMAR（インド）＝2021年アジア選手権7位
［8］Atabek AZISBEKOV（キルギス）＝2021年アジア選手権2位

角雅人（日本）
Michael WAGNER（オーストリア）
Ronisson BRANDAO SANTIAGO（ブラジル）
Yoan DIMITROV（ブルガリア）
Haitao QIAN（中国）
Barthelemy TSHOSHA（コンゴ民主共和国）
Matej MANDIC（クロアチア）
Roberti KOBLIASHVILI（ジョージア）
Hannes WAGNER（ドイツ）
David LOSONCZI（ハンガリー）
Naser ALIZADEH（イラン）
Mirco MINGUZZI（イタリア）
Jinhyeok KIM（韓国）
Viorel BURDUJA（モルドバ）
Szymon SZYMONOWICZ（ポーランド）
Nicu OJOG（ルーマニア）
Zarko DICKOV（セルビア）
Mario VUKOVIC（セルビア）
Damian VON EUW（スイス）
Alex KESSIDIS（スウェーデン）
Ali CENGIZ（トルコ）
Vitalii ANDRIIOVYCH（ウクライナ）
Alan GARCIA（米国）
Nurbek KHASHIMBEKOV（米国）

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　【97kg級】

　東京オリンピック王者のムサ・エブロエフ（ロシア連盟）は出場できないが、オリンピックと世界選手権の上位選手が軒並み出場するので、かなりのハイレベルな闘いになりそう。

　オリンピック2位のアルトゥール・アレクサニャン（アルメニア）は、2014年からリオデジャネイロ・オリンピックを含めて4年連続世界一になった選手。2024年パリ・オリンピックを目指して現役を続行。第4シードで臨む。

　第1シードは世界選手権優勝のモハマドハジ・サラビ（イラン）は今年7月の「ピトラシンスキ国際大会」（ポーランド）を制するなど好調。第2シードで世界選手権2位のアレックス・ソエク（ハンガリー）は「ピトラシンスキ国際大会」で3位と実力発揮。

　東京オリンピック3位のテデウス・ミチャリク（ポーランド）、今年の欧州選手権優勝のキリル・ミロフ（ブルガリア）らが上位へ食い込めるか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Mohammadhadi SARAVI（イラン）＝2021年世界選手権優勝
［2］Alex SZOEKE（ハンガリー）＝2021年世界選手権2位
［3］Kiril MILOV（ブルガリア）＝2022年欧州選手権優勝
［4］Artur ALEKSANYAN（アルメニア）＝2021年東京オリンピック2位
［5］Tadeusz MICHALIK（ポーランド）＝2021年東京オリンピック3位
［6］Nikoloz KAKHELASHVILI（イタリア）＝2021年世界選手権5位
［7］Vilius LAURINAITIS（リトアニア）＝2021年世界選手権10位
［8］Mihail KAJAIA（セルビア）＝2022年欧州選手権10位

鶴田峻大（日本）
Daniel GASTL（オーストリア）
Arif NIFTULLAYEV（アゼルバイジャン）
Igor ALVES DE QUEIROZ（ブラジル）
Yan LIU（中国）
Aron MBO（コンゴ民主共和国）
Juan CONDE IBANEZ（キューバ）
Artur OMAROV（チェコ）
Mathias BAK（デンマーク）
Giorgi MELIA（ジョージア）
Lucas LAZOGIANIS（ドイツ）
DEEPANSHU（インド）
Yerulan ISKAKOV（カザフスタン）
Beksultan MAKHMUDOV（キルギス）
Seyeol LEE（韓国）
Felix BALDAUF（ノルウェー）
Luka KATIC（セルビア）
Aleksandar STJEPANETIC（スウェーデン）
Metehan BASAR（トルコ）
Vladlen KOZLIUK（ウクライナ）
Braxton AMOS（米国）
Rustam ASSAKALOV（ウズベキスタン）

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　【130kg級】

　東京オリンピックで4連覇を達成したミハイン・ロペス（キューバ）は不出場。世界選手権優勝のアリアクバー・ユソフィアマドチャリ（イラン）も出場しない。

　オリンピック2位・世界選手権3位のイアコビ・カジャイア（ジョージア）、オリンピック3位で世界選手権4度優勝の実績を持つリザ・カヤルプ（トルコ）が、このチャンスを生かせるか。

　キューバ代表のオスカル・ピノ・ヒンズは、2019年世界選手権2位ながら、ロペスに東京オリンピック代表を奪われた選手。今年のパンアメリカン選手権を制し、再起を目指す。

　イラン代表のアミン・ミルザザデフは、2020年アジア選手権優勝、東京オリンピック5位、2021年U23世界選手権優勝の実力者。世界王者に代わってイラン代表として出場する意地を見せられるか。

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《エントリー選手》＝カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

［1］Iakobi KAJAIA（ジョージア）＝2021年東京オリンピック2位
［2］Riza KAYAALP（トルコ）＝2021年東京オリンピック3位／2022年欧州選手権優勝
［3］Yasmani ACOSTA（チリ）＝2021年東京オリンピック5位
［4］Mantas KNYSTAUTAS（リトアニア）=2022年ドイツGP優勝
［5］Oskar MARVIK（ノルウェー）＝2021年世界選手権3位
［6］Alin ALEXUC CIURARIU（ルーマニア）＝2021年世界選手権7位
［7］Amin MIRZAZADEH（イラン）＝2021年東京オリンピック5位
［8］Abdellatif MOHAMED（エジプト）＝2022年アフリカ選手権優勝

園田新（日本）
David OVASAPYAN（アルメニア）
Sabah SHARIATI（アゼルバイジャン）
Eduard SOGHOMONYAN（ブラジル）
Lingzhe MENG（中国）
Oscar PINO HINDS（キューバ）
Konsta MAEENPAEAE（フィンランド）
Jello KRAHMER（ドイツ）
Dariusz VITEK（ハンガリー）
NAVEEN（インド）
Danila SOTNIKOV（イタリア）
Anton SAVENKO（カザフスタン）
Minseok KIM（韓国）
Rafal KRAJEWSKI（ポーランド）
Boris PETRUSIC（セルビア）
Delian ALISHAHI（スイス）
Mykhailo VYSHNYVETSKYI（ウクライナ）
Cohlton SCHULTZ（米国）
Muminjon ABDULLAEV（ウズベキスタン）