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2022.09.09

2022年世界選手権(セルビア)/エントリー選手・展望(女子)

 

 2022年世界選手権は9月10日からセルビア・ベオグラードで始まる。中盤の女子の各階級のエントリー選手と展望は下記の通り。


女子日程

■いずれも開始日。ファイナル・敗者復活戦へ進む選手は、翌日も試合あり。
■試合開始時間は各日とも午後5時30分(日本時間)で、午後9時半頃まで。1~2時間休憩のあと第2セッションで、ファイナル(3位決定戦・決勝)は午後11時45分からの予定。

9月12日(月) 女子55・62kg級(志土地真優・尾﨑野乃香
   13日(火) 女子50・53・65・76kg級(須﨑優衣、藤波朱理、森川美和、鏡優翔
   14日(水) 女子57・59・68・72kg級(櫻井つぐみ、元木咲良、石井亜海、古市雅子


女子/エントリー選手・展望

 【50kg級】

須﨑優衣(青)の行く手に立ちはだかるのは、女子初の偉業を目指すマリア・スタドニク(青=アゼルバイジャン)か=写真は東京オリンピック

 東京オリンピック優勝の須﨑優衣(キッツ)が同オリンピック以来の国際大会に臨む。国際大会出場がなかったため第2シードとなり、第1シードはオリンピック3位、世界選手権2位のサラ・ヒルデブラント(米国)。今年のパンアメリカン選手権を制している。

 第3シードは今年の欧州選手権2位のミグレナ・セリシュカ(ブルガリア)だが、準決勝で須﨑と対戦する可能性は、東京オリンピック3位でオリンピック5大会連続メダルを目指すマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)の方が高いだろう。8月のイスラム競技大会で優勝してオリンピック後の復帰戦を飾っている。

 中国は2019年U23世界選手権2位の新鋭選手が出てくる。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Sarah Ann HILDEBRANDT(米国)=2021年東京オリンピック3位/2021年世界選手権2位
[2]須﨑優衣(日本)=2021年東京オリンピック優勝
[3]Miglena Georgieva SELISHKA(ブルガリア)=2022年欧州選手権2位
[4]Emilia Alina VUC(ルーマニア)=2021年世界選手権5位
[5]Otgonjargal DOLGORJAV(モンゴル)2021年世界選手権3位
[6]Madison Bianca PARKS(カナダ)=2022年パンアメリカン選手権2位
[7]Mariya STADNIK(アゼルバイジャン)=2021年東京オリンピック3位
[8]Evin DEMIRHAN(トルコ)=2022年欧州選手権優勝

Patricia BERMUDEZ(アルゼンチン)
Kamila BARBOSA(ブラジル)
Ziqi FENG(中国)
Julie SABATIE(フランス)
Lisa ERSEL(ドイツ)
Szimonetta SZEKER(ハンガリー)
Neelam SIROHI(インド)
Svetlana ANKICHEVA(カザフスタン)
Miran CHEON(韓国)
Mercy GENESIS(ナイジェリア)
Anna LUKASIAK(ポーランド)
Oksana LIVACH(ウクライナ)
Jasmina IMMAEVA(ウズベキスタン)
Thi NGUYEN(ベトナム)


 【53kg級】

2018年アジア大会でインド女子初の栄冠を勝ち取ったビネシュ・フォガト。インド女子の躍進を決定づけるか

 昨年の世界選手権1~3位が第1シード~第4シードとなったが、第1シードで2連覇を目指す藤波朱理(日体大)が負傷のため棄権。第1シードが2位のイウリア・レオルダ(モルドバ)、第2シードがサマンサ・スチュワート(カナダ)、第3シードがカタルジナ・クラウジク(ポーランド)に繰り上がる見込み。それぞれ2022年も国際大会で優勝やメダルを獲得しており、実力をキープしている。

 第8シードまでの選手には、今年の欧州選手権優勝のエンマ・マルムグレン(スウェーデン)、パンアメリカン選手権優勝のドミニク・パーリシュ(米国)らがいるが、ノーシードながら東京オリンピック代表のビネシュ・フォガト(インド)の方が強敵ではないか。2021年アジア選手権を制し、今年は8月のコモンウェルス大会を制覇。インド女子を代表する選手だ。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]藤波朱理(日本)=2021年世界選手権優勝
[2]Iulia LEORDA(モルドバ)=2021年世界選手権2位
[3]Samantha Leigh STEWART(カナダ)=2021年世界選手権3位
[4]Katarzyna KRAWCZYK(ポーランド)=2021年世界選手権3位
[5]Emma Jonna Denise MALMGREN(スウェーデン)=2022年欧州選手権優勝
[6]Zeynep YETGIL(トルコ)=2022年欧州選手権5位
[7]Dominique Olivia PARRISH(米国)=2022年パンアメリカン選手権優勝
[8]Maria PREVOLARAKI(ギリシゃ)=2022年欧州選手権2位

Leyla GURBANOVA(アゼルバイジャン)
Yuhong ZHONG(中国)
Nogona BAKAYOKO(コートジボアール)
Laura HERIN AVILA(キューバ)
Lucia YEPEZ GUZMAN (エクアドル)
Marina RUEDA FLORES (スペイン)
Tatiana SALAH(フランス)
Mercedesz DENES(ハンガリー)
Vinesh PHOGAT(インド)
Zhuldyz ESHIMOVA(カザフスタン)
Hyunyoung OH(韓国)
Khulan BATKHUYAG(モンゴル)
Katarzyna KRAWCZYK(ポーランド)
Zeynep YETGIL(トルコ)
Liliia MALANCHUK(ウクライナ)
Aktenge KEUNIMJAEVA(ウズベキスタン)
Thi KIEU(ベトナム)


 【55kg級】

55kg級で2度の世界一を持つ志土地真優(ジェイテクト)。3度目を目指す

 ノーシードではあるが、2016・18年の世界チャンピオンで東京オリンピック53kg級優勝の志土地真優(旧姓向田=ジェイテクト)がこの階級でのチャンピオン返り咲きを目指す。2019年世界チャンピオンで昨年の世界選手権2位のジャッカラ・ウィンチェスター(米国)は第4シードで出場。今年はパンアメリカン選手権でカーラ・ゴルディネス(カナダ=今回の大会は第6シードに不覚を喫して2位。巻き返しなるか。

 第1シードのは昨年の世界選手権2位のニナ・ヘマー(ドイツ)、第2シードは同3位で今年の欧州選手権2位のアレクサンドラ・ホメネツ(ウクライナ)で、ともに昨年の世界選手権で櫻井つぐみ(育英大)が破っている選手。

 今年の中国は新鋭が多いが、この階級には2019年アジア選手権優勝のシエ・メンギュが出てくる。向田が2018年ワールドカップでテクニカルフォール勝ちしている選手。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Nina HEMMER(ドイツ)=2021年世界選手権2位
[2]Oleksandra KHOMENETS(ウクライナ)=2022年欧州選手権2位
[3]Andreea Beatrice ANA(ルーマニア)=2022年欧州選手権優勝
[4]Jacarra Gwenisha WINCHESTER(米国)=2019年世界選手権優勝/2022年パンアメリカン選手権2位
[5]Roksana Marta ZASINA(ポーランド)=2021年世界選手権9位
[6]Karla Lorena GODINEZ GONZALEZ(カナダ)=2022年パンアメリカン選手権優勝
[7]Sushma SHOKEEN(インド)=2022年アジア選手権3位
[8]Marina SEDNEVA(カザフスタン)=2019年世界選手権55kg級

志土地真優(日本)=2021年東京オリンピック53kg級優勝
Mengyu XIE(中国)
Yaynelis SANZ VERDECIA(キューバ)
Luisa VALVERDE (エクアドル)
Mariana DRAGUTAN(モルドバ)
Otgonjargal GANBAATAR(モンゴル)
Elvira KAMALOGLU(トルコ)
Shokhida AKHMEDOVA(ウズベキスタン)
Thi NGUYEN(ベトナム)


 【57kg級】

昨年、4年ぶりに世界一に返り咲いたリオ女王のヘレン・マルーリス(米国)=UWWサイトより

 第1シードは、昨年の東京オリンピック3位で、世界選手権で優勝したヘレン・マル―リス(米国)。今年は1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)で優勝したが、7月のUWWランキング大会(チュニジア)ではU23欧州選手権優勝のエルビラ・カマログル(トルコ=世界選手権にはエントリーしていない)に7-2からの逆転フォール負けを喫した。巻き返しての2年連続の世界チャンピオンを目指す。

 第2シードは、東京オリンピック3位のエベリナ・ニコロバ(ブルガリア)。欧州チャンピオンのアリナ・フルシナ(ウクライナ)が第7シードにいるが、マルーリスの対抗となる一番手は、55kg級に続く世界一を目指す櫻井つぐみ(育英大)だろう。4月のアジア選手権でこの階級での国際大会の初陣を飾っている。

 モンゴルは当初、53kg級で東京オリンピック3位、今年に入ってからの国際大会の同級で3大会連続優勝のボロルツヤ・バトオチルがエントリーしていたが、その後、昨年の世界選手権3位のダバーンチメグ・エルヘンバヤールに変わっている。ランキング8位の選手なので、シード順に変更が見込まれる。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Helen Louise MAROULIS(米国)=2021年東京オリンピック3位/2021年世界選手権優勝
[2]Evelina NIKOLOVA(ブルガリア)=2021年東京オリンピック3位/2022年欧州選手権2位
[3]Giullia RODRIGUES PENALBER DE OLIVEIRA(ブラジル)=2022年パンアメリカン選手権3位
[4]Alma Jane VALENCIA ESCOTO(メキシコ)=2022年パンアメリカン選手権2位
[5]Sandra PARUSZEWSKI(ドイツ)=2022年欧州選手権3位
[6]Mansi MANSI(インド)=2022年U23アジア選手権59kg級優勝
[7]Alina HRUSHYNA AKOBIIA(ウクライナ)=2022年欧州選手権優勝
[8]Anhelina LYSAK(ポーランド)=2021年U23世界選手権59kg級優勝

櫻井つぐみ(日本)=2021年世界選手権55kg級優勝/2022年アジア選手権優勝
Zhala ALIYEVA(アゼルバイジャン)
Hannah TAYLOR(カナダ)
Yongxin FENG(中国)
Tamara DOLLAK(ハンガリー)
Emma TISSINA(カザフスタン)
Hyungjoo KIM(韓国)
Davaachimeg ERKHEMBAYAR(モンゴル)
Esther KOLAWOLE(ナイジェリア)
Bediha GUN(トルコ)
Laylokhon SOBIROVA(ウズベキスタン)
Thi NGUYEN(ウズベキスタン)


 【59kg級】

第1シードで臨む昨年3位のサリタ。躍進するインドの波に乗れるか=UWWサイトより

 昨年の世界選手権の1、2位は不出場(階級アップと休養)。同3位のサリタ(インド)ショーブドール・バータルジャブ(モンゴル)が第1シードと第2シード。サリタは今年のアジア選手権3位で、バータルジャブは2位(優勝は屶網さら)。実績的にずば抜けた選手はおらず、多くの選手に優勝のチャンスがあると言えよう。

 今年のU23&シニアの欧州選手権を制したアナスタシア・ニチタ(モルドバ)、U20世界選手権を制した元木咲良(育英大)、2018年U23世界選手権優勝のグレース・ブレン(ノルウェー)らが優勝争いを展開するか。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Sarita MOR(インド)=2021年世界選手権3位
[2]Shoovdor BAATARJAV(モンゴル)=2021年世界選手権3位
[3]Jowita Maria WRZESIEN(ポーランド)=2022年欧州選手権2位
[4]Alyona KOLESNIK(アゼルバイジャン)=2022年欧州選手権4位
[5]Anastasia NICHITA(モルドバ)=2022年欧州選手権優勝
[6]Grace Jacob BULLEN(ノルウェー)=2022年マテオ・ペリコネ国際大会優勝
[7]Diana KAYUMOVA(カザフスタン)=2022年アジア選手権4位
[8]Elena Heike BRUGGER(ドイツ)=2022年欧州選手権4位

元木咲良(日本)=2022年U20世界選手権優勝
Fatme SHABAN(ブルガリア)
Laurence BEAUREGARD(カナダ)
Parfaite MAMBOU(コンゴ共和国)
Qi ZHANG(中国)
Ebru DAGBASI(トルコ)
Solomiia VYNNYK(ウクライナ)
Abigail NETTE(米国)


 【62kg級】

世界選手権で3大会連続優勝を目指すアイスルー・チニベコワ(キルギス)=UWWサイトより

 昨年の東京オリンピック2位で、2019・21年世界選手権優勝のアイスルー・チニベコワ(キルギス)が第1シード。今年のアジア選手権決勝で尾﨑野乃香(慶大)に敗れている。リベンジしての3大会連続世界一を目指す。アジア選手権のあと、8月のイスラム競技大会で優勝している。

 尾﨑は全日本選抜選手権で東京オリンピック・チャンピオンの川井友香子を破っており、オリンピック1・2位選手に勝っての2度目の世界選手権出場。第4シードなので、ともに順当に勝ち上がれば準決勝でチニベコワと激突する。

 反対のブロックでは、昨年の世界選手権2位のカイラ・ミラクル(米国)、同5位のライス・ヌネス(ブラジル)、パンアメリカン選手権優勝のアナ・ゴディネス(カナダ)、アフリカの第一人者のマルワ・アムリ(チュニジア)らが横一戦。だれが決勝に出てくるか。

 ノーシードだが、昨年の世界選手権59kg級優勝のビリャナ・デュドバ(ブルガリア)もエントリーしており、かなりの激戦が予想される。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Aisuluu TYNYBEKOVA(キルギス)=2021年東京オリンピック2位/2021年世界選手権優勝
[2]Lais NUNES(ブラジル)=2021年世界選手権5位
[3]Kayla Colleen Kiyoko MIRACLE(米国)=2021年世界選手権2位
[4]尾﨑野乃香(日本)=2021年世界選手権3位
[5]Ilona PROKOPEVNIUK(ウクライナ)=2021年世界選手権5位
[6]Marwa AMRI(チュニジア)=2022年アフリカ選手権優勝
[7]Ana Paula GODINEZ GONZALEZ(カナダ)=2022年パンアメリカン選手権優勝
[8]Luisa Helga Gerda NIEMESCH(ドイツ)=2022年欧州選手権2

Tetiana OMELCHENKO(アゼルバイジャン)
Bilyana DUDOVA(ブルガリア)
Xiaojuan LUO(中国)
Lydia PEREZ (スペイン)
Ameline DOUARRE(フランス)
Anna SZEL(ハンガリー)
Sonam MALIK(インド)
Nataliia SHAFIR(イスラエル)
Ayaulym KASSYMOVA(カザフスタン)
Hanbit LEE(韓国)
Tserenchimed SUKHEE(モンゴル)
Anna FABIAN(セルビア)
Sara LINDBORG(スウェーデン)
Yagmur CAKMAK(トルコ)
Ariukhan JUMABAEVA(ウズベキスタン)
Thi NGUYEN(ベトナム)


 【65kg級】

 

世界チャンピオンが抜け、優勝の可能性が広がった森川美和(ALSOK)=写真は昨年の世界選手権

 昨年の世界選手権優勝の選手(イリナ・リンガシ=モルドバ)が階級を上げ、同2位の森川美和(ALSOK)が第1シードで臨む。4月のアジア選手権でシニアの国際大会で初優勝を遂げた勢いを持ち込めるか。

 今年の欧州選手権優勝のタチアナ・ソバ・リジュコ(ウクライナ)、同2位のエリス・マノロワ(アゼルバイジャン)、東京オリンピック68kg級代表で昨年のU23世界選手権68kg級優勝のクンバ・セレナ・ラロック(フランス)らが優勝戦線に食い込めるか。

 中国は東京オリンピック62kg級代表のシア・ロンがエントリー。今年は7月にルーマニアで行われた大会で、昨年世界5位のミミ・フリストバ(ブルガリア=第4シード)を破って優勝している。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]森川美和(日本)=2021年世界選手権2位
[2]Elis MANOLOVA(アゼルバイジャン)=2022年欧州選手権2位
[3]Kriszta Tunde INCZE(ルーマニア)=2022年欧州選手権3位
[4]Mimi Nikolova HRISTOVA(ブルガリア)=2021年世界選手権5位
[5]Tetiana SOVA-RIZHKO(ウクライナ)=2022年欧州選手権優勝
[6]Koumba Selene Fanta LARROQUE(フランス)=2021年U23世界選手権優勝
[7]Asli DEMIR(トルコ)=2021年世界選手権8位
[8]Mallory Maxine VELTE(米国)=2022年ヤシャ・ドク国際大会2位

Aleah NICKEL(カナダ)
Jia LONG(中国)
Sakshi MALIK(インド)
Yelena SHALYGINA(カザフスタン)
Purevsuren ULZIISAIKHAN(モンゴル)
Dinora RUSTAMOVA(ウズベキスタン)


 【68kg級】

キルギス女子の伝統を作れるか、昨年の世界チャンピオン、メーリム・ジュマナザロワ(キルギス)=UWWサイトより

 昨年の世界選手権優勝のメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)が第1シード、2019年世界選手権と東京オリンピックを制したタミラ・メンサ・ストック(米国)が第2シード。ジュマナザロワは、今年のアジア選手権は2位に終わったが、U23アジア選手権とイスラム競技大会で優勝。メンサ・ストックは7月のUWWランキング大会(チュニジア)で優勝と、ともに実力を見せている。

 ここに、65kg級で昨年の世界選手権を制したイリナ・リンガシ(モルドバ)が加わる。今年初めから68kg級で闘い、5回の国際大会で4回優勝(1回は2位)と階級アップをこなしている。2階級での世界チャンピオンなるか。東京オリンピック2位のブレッシング・オボルデュデュ(ナイジェリア)は、今年、アフリカ選手権やコモンウェルス大会を制するなど好調。アフリカ初の女子世界チャンピオンに挑む。

 6月の「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)でリンガシとオボルデュデュにフォール勝ちして優勝したのが、東京オリンピック76kg級代表のアラ・ベリンスカ(ウクライナ)。戦禍の国に希望を与えられるか。

 U20世界選手権を制した石井亜海(育英大)、2018年アジア選手権優勝で東京オリンピック7位のゾウ・フェン(周鳳)の東アジア勢が優勝争いに加われるか。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Meerim ZHUMANAZAROVA(キルギス)=2021年世界選手権優勝/2022年アジア選手権2位
[2]Tamyra Mariama MENSAH STOCK(米国)=2021年東京オリンピック優勝/2021年世界選手権3位
[3]Blessing OBORUDUDU(ナイジェリア)=2021年東京オリンピック2位
[4]Adela HANZLICKOVA(チェコ)=2021年世界選手権5位
[5]Natalia Iwona STRZALKA(ポーランド)=2022年欧州選手権3位
[6]Irina RINGACI(モルドバ)=2021年世界選手権65kg級優勝/2022年欧州選手権優勝
[7]Feng ZHOU(中国)=2021年東京オリンピック7位
[8]Pauline Denise LECARPENTIER(フランス)=2022年欧州選手権2位

石井亜海(日本)=2022年U20世界選手権優勝
Grabriela DA ROCHA(ブラジル)
Sofiya GEORGIEVA(ブルガリア)
Linda MORAIS(カナダ)
Rosie TABORA(コンゴ民主共和国)
Noemi SZABADOS(ハンガリー)
Divya KAKRAN(インド)
Dalma CANEVA(イタリア)
Madina BAKBERGENOVA(カザフスタン)
Sujin PARK(韓国)
Danute DOMIKAITYTE(リトアニア)
Delgermaa ENKHSAIKHAN(モンゴル)
Patricia ELNOUR(スーダン)
Nesrin BAS(トルコ)
Alla BELINSKA(ウクライナ)
Dieu LAI(ベトナム)


 【72kg級】

2年連続世界一を目指す古市雅子(自衛隊)

 昨年の世界選手権優勝の古市雅子(自衛隊)が第3シードで参戦。同2位のジャミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)が第1シード、同2位のブセ・チャブシュオール・トスン(トルコ)が第3シードと、昨年の世界選手権の上位選手による優勝争いとなるか。

 バクベルゲノワはアジア選手権(優勝)など4大会をこなし、チャブシュオール・トスンも欧州選手権(2位)、イスラム競技大会(優勝)など5大会に出場。実戦練習を重ねて世界一奪取に挑む。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Zhamila BAKBERGENOVA(カザフスタン)=2021年世界選手権2位/2022年アジア選手権優勝
[2]Buse CAVUSOGLU TOSUN(トルコ)=2021年世界選手権3位/2022年欧州選手権2位
[3]古市雅子(日本)=2021年世界選手権優勝
[4]Davaanasan ENKH AMAR(モンゴル)=2021年世界選手権5位
[5]Alexandra Nicoleta ANGHEL(ルーマニア)=2022年欧州選手権5位
[6]Bipasha BIPASHA(インド)=2022年U23アジア選手権2位
[7]Kendra Augustine Jocelyne DACHER(フランス)=2022年欧州選手権3位
[8]Anastasiya ALPEEVA(ウクライナ)=2022年欧州選手権6位

Shauna KUEBECK(カナダ)
Erica NGAKALI(コンゴ共和国)
Qiandegenchagan QIANDEGENCHAGAN(中国)
Kendra DACHER(フランス)
Lilly SCHNEIDER(ドイツ)
Patrycja SPERKA(ポーランド)
Amit ELOR(米国)
Yelena MAKOYED(米国)
Svetlana OKNAZAROVA(ウズベキスタン)


 【76kg級】

悲願の世界一なるか、昨年2位のエップ・マエ(エストニア)=UWWサイトより

 東京オリンピック優勝の選手(アライン・フォッケン=ドイツ)は引退、オリンピック2位で世界選手権優勝のアデライン・グレイ(米国)は出産で不出場。

 2017年世界選手権75kg級優勝で東京オリンピック3位のヤセミン・アダー(トルコ)、昨年の世界選手権2位のエップ・マエ(エストニア)、同3位でアジア選手権優勝のアイペリ・メデトキジ(キルギス)サマー・ハムザ(エジプト)らが争うか。メデトキジは世界選手権のあと、国際大会を6大会連続で制している。

 2018年世界選手権72kg級を制したジャスティナ・ディスタシオ(カナダ)、階級を上げて今年はパンアメリカン選手権とコモンウェルス大会で優勝。今年のパンアメリカン選手権優勝のダイモンド・グイルフォード(米国)、今年1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)を制したフアン・ワン(中国)、アジア選手権2位の鏡優翔(東洋大)らが優勝戦線に浮上するか。

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《エントリー選手》=カッコ内の数字はシード順。選手が交代した場合、シード順に変更があります

[1]Aiperi MEDET KYZY(キルギス)=2021年世界選手権3位/2022年アジア選手権優勝
[2]Samar Amer Ibrahim HAMZA(エジプト)=2021年世界選手権3位/2022年アフリカ選手権優勝
[3]Epp MAE(エストニア)=2021年世界選手権2位/2022年欧州選手権2位
[4]Yasemin ADAR(トルコ)=2021年東京オリンピック3位/2022年欧州選手権優勝
[5]Francy RAEDELT(ドイツ)=2021年世界選手権12位
[6]Anastasiia OSNIACH SHUSTO)VA(ウクライナ)=2021年世界選手権5位
[7]Martina KUENZ (オーストリア)=2022年欧州選手権7位
[8]Catalina AXENTE(ルーマニア)=2022年欧州選手権5位

鏡優翔(日本)=2022年アジア選手権2位
Justina DI STASIO(カナダ)
Juan WANG(中国)
Amy YOUIN (CIV)
Tatiana RENTERIA(コロンビア)
Milaimys POTRILLE(キューバ)
Genesis VALDEZ(エクアドル)
Jemima NYARKO OFORI(ガーナ)
PRIYANKA(インド)
Enrica RINALDI(イタリア)
Gulmaral YERKEBAYEVA(カザフスタン)
Seoyeon JEONG(韓国)
Kamile GAUCAITE(リトアニア)
Ariunjargal GANBAT(モンゴル)
Fanni NAGY NAD(セルビア)
Dymond GUILFORD(米国)
Tristan KELLY(米国)
Thi DANG(ベトナム)







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