【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権第2日は9月11日、セルビア・ベオグラードで男子グレコローマン4階級が行われ、77kg級は東京オリンピック2位のアクジョル・マフムドフ(キルギス)が優勝。同国男子に初の世界一をもたらした。
キルギスは、女子では2選手(のべ3選手)が世界チャンピオンに輝いているが、男子ではオリンピックと世界選手権を通じて2位が最高だった。マフムドフは今年、アジア選手権とイスラム競技大会を制するなど好調だった。
地元のセルビアが2階級を制した。72kg級は昨年までイラン国籍で闘っていたアリ・アルサラン、87kg級は東京オリンピック3位で昨年優勝のズラビ・ダツナシビリ(元ジョージア)。同国が2階級を制したのは初めて。
55kg級は、昨年3位で今年の欧州王者のエルダニズ・アジズリ(アゼルバイジャン)が2018年以来の世界王者に輝いた。
各階級のファイナル成績は下記の通り。
【55kg級】=18選手出場
▼決勝
Eldaniz AZIZLI(アゼルバイジャン)○[Tフォール、2:06=8-0]●Nugzari TSURTSUMIA(ジョージア)
▼3位決定戦
塩谷優(日本)○[7-0]●Max NOWRY(米国)
Jasurbek ORTIKBOEV(ウズベキスタン)○[9-5]●Amangali BEKBOLATOV(カザフスタン)
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【72kg級】=25選手出場
▼決勝
Ali ARSALAN(セルビア)○[7-4]●Ulvi GANIZADE(アゼルバイジャン)
▼3位決定戦
Andrii KULYK(ウクライナ)○[4-3]●Ibrahim GHANEM(フランス)
Selcuk CAN(トルコ)○[3-3]●Ibragim MAGOMADOV(カザフスタン)
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【77kg級】=33選手出場
▼決勝
Akzhol MAKHMUDOV(キルギス)○[Tフォール、8-0, 2:06]●Zoltan LEVAI(ハンガリー)
▼3位決定戦
Malkhas AMOYAN(アルメニア)○[7-1]●Viktor NEMES(セルビア)
Yunus BASAR(トルコ)○[4-1]●Hyeonwoo KIM(KOR)
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【87kg級】=30選手出場
▼決勝
Zurabi DATUNASHVILI(セルビア)○[6-2]●Turpan BISULTANOV(デンマーク)
▼3位決定戦
David LOSONCZI(ハンガリー)○[6-2]●Alex KESSIDIS(スウェーデン)
Ali CENGIZ(トルコ)○[7-1]●Naser ALIZADEH(イラン)