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2022.09.27

【10.2~5栃木国体・展望】藤田雄大(三重・自衛隊)が3大会連続優勝に挑む…成年男子フリースタイル

 

 「いちご一会とちぎ国体」のレスリング競技は10月2日(日)~5日(水)、栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)で行われる。国体は、新型コロナウィルスのため2年間行われず、3年ぶりの開催。成年は12月の全日本選手権へ向けての前哨戦となり、少年は高校時代の総決算の大会となる。

 競技日程は下記の通り。各部門の見どころをさぐった。

※エントリーによる予想で、負傷による棄権・選手交代等は勘案しておりません


競技日程

10月2日(日)・3日(月) 成年男子フリースタイル/女子/少年男子フリースタイル
   4日(火)・5日(水) 成年男子グレコローマン/少年男子グレコローマン


成年男子フリースタイル・展望

 【57kg級】《トーナメント表》

▲竹下雄登(大阪・日体大)=撮影・保高幸子

 2021年アジア選手権3位の竹下雄登(大阪・日体大)と2022年アジア選手権3位の新井陸人(鹿児島・自衛隊)の2人のアジア・メダリストが決勝で激突するか。ともに6月の全日本選抜選手権ではメダル獲得を逃しているので、ここでしっかり勝ち、12月の全日本選手権へつなげたいところ。

 8月の全日本学生選手権2位の山口叶汰(神奈川・神奈川大)、2019・21年インターハイ王者の小野正之助(佐賀・山梨学院大)が竹下の決勝進出を阻止するか。新井のブロックには、2021年学生二冠王者(全日本学生選手権、全日本大学選手権)の弓矢暖人(三重・日体大)がいる。


 【61kg級】《トーナメント表》

▲藤田雄大(三重・自衛隊)=撮影・矢吹建夫

 2018年に61kg級で、2019年に57kg級で優勝している藤田雄大(三重・自衛隊)が3大会連続優勝に挑む。8月の全日本学生選手権3位の森田魁人(埼玉・山梨学院大)が、藤田の決勝進出を阻止できるか。

 反対ブロックからの決勝進出は、昨年の全日本選手権優勝で8月の全日本学生選手権も制した榊流斗(福島・山梨学院大)が最有力候補と言えよう。負傷で6月の全日本選抜選手権は棄権しただけに、12月の全日本選手権へ向けて実力をアピールしたいところ。


 【65kg級】《トーナメント表》

▲清岡幸大郎(高知・日体大)=撮影・保高幸子

 6月の全日本選抜選手権3位の清岡幸大郎(高知・日体大=全日本学生選手権優勝)、4位の諏訪間新之亮(佐賀・国士舘大=同2位)が同じブロック。諏訪間には、JOCジュニアオリンピックU20優勝で、U20世界選手権3位の青柳善の輔(山梨・山梨学院大)が2回戦で挑み、清岡は、初戦で階級を上げて全日本社会人選手権を制した小川航大(青森・自衛隊)と対戦する。準決勝で清岡-諏訪間の対戦が実現するとは限らない。

 反対ブロックでは、昨年の全日本選手権3位の上野裕次郎(栃木・栃木県スポーツ協会)と、昨年の全日本大学61kg級王者で今年の全日本学生選手権65kg級3位の森川海舟(東京・拓大)が2回戦で激突しそう。勝者が決勝まで勝ち上がることが予想される。


 【74kg級】《トーナメント表》

▲木下貴輪(鹿児島・クリナップ)=撮影・矢吹建夫

 全日本王者を狙える実力者が顔をそろえた。2019年大会優勝で今年6月の全日本選抜選手権2位の木下貴輪(鹿児島・クリナップ)は、3回戦で全日本社会人選手権70kg級優勝の磯次郎(栃木・自衛隊)と対戦しそう。勝ち抜けば、準決勝で全日本社会人選手権2位の三輪優翔(和歌山・ALSOK)と決勝進出を争うか。

 反対ブロックでは、昨年の世界選手権70kg級代表の基山仁太郎(三重・イカイ)が負傷による戦線離脱からカムバックする。全日本社会人選手権3位の志賀晃次郎(東京・福生警察署)、昨年の全日本大学選手権1年生王者の小柴伊織(佐賀・日体大)、8月の全日本学生選手権で小柴を破って優勝した高田煕(千葉・日体大)との激しい争いの中から決勝に進むのはだれか。


 【86kg級】《トーナメント表》

▲吉田隆起(和歌山・自衛隊)

 12月の全日本選手権の優勝戦線に顔を出すことが予想される選手が多くエントリーした。昨年の世界選手権79kg級5位の吉田隆起(和歌山・自衛隊)は、階級を上げて7月の全日本社会人選手権を制した。吉田のブロックには、2019年大会を制し昨年の世界選手権代表の石黒隼士(埼玉・自衛隊)、今年の世界選手権79kg級7位の髙橋夢大(京都・日体大)、4月のJOCジュニアオリンピックU20優勝の五十嵐文彌(埼玉・山梨学院大)らがいる。だれが勝ち抜いて決勝に出てくるか。

 反対のブロックは、昨年の全日本選手権2位の松雪泰成(愛知・レスターホールディングス)が、3回戦で昨年の大学王者・今年の全日本学生選手権は両スタイル(グレコローマン87kg級、フリースタイル97kg級)を制した白井達也(大阪・日体大)の挑戦を受けることになるか。


 【97kg級】《トーナメント表》

▲大津拓馬(長崎・ALSOK)=撮影・矢吹建夫

 4月のアジア選手権92kg級5位の大津拓馬(長崎・ALSOK)がこの階級に挑む。初戦で全日本選抜選手権4位の山中良一(愛知・名古屋工高教)と対戦。勝ち抜けば、準決勝で闘うのは、国体優勝4回のベテラン、門間順輝(秋田・秋田市消防本部)か、18歳で全日本学生選手権92kg級2位の吉田アラシ(千葉・日大)のどちらか。
 
 反対ブロックでは、昨年の全日本選手権と今年の全日本選抜選手権でともに125kg級2位の二ノ宮寛斗(岐阜・不二精機)、全日本選抜選手権2位で全日本学生選手権両スタイル制覇(ともに97kg級)の伊藤飛未来(埼玉・日体大)、全日本選抜選手権3位の園田平(滋賀・自衛隊)が争うか。


 【125kg級】《トーナメント表》

▲石黒峻士(東京・新日本プロレス職)=撮影・矢吹建夫

 今年の世界選手権97kg級代表の石黒峻士(東京・新日本プロレス職)が、2019年全日本大学選手権以来の125kg級に挑む。2回戦で全日本選抜選手権3位の福井裕士(奈良・天理大職)との対戦が予想される。勝ち抜けば、2020年全日本選手権2位で東京オリンピックを目指した田中哲矢(鹿児島・自衛隊)との闘いになりそう。

 反対ブロックは、JOCジュニアオリンピックU20を制した藤田龍星(茨城・日大)と全日本学生選手権2位のラッサボン・ソークサイ(神奈川・日大)の日大選手同士の争いとなるか。







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