2024年パリ・オリンピックの出場枠獲得システムを正式承認…UWW

　世界レスリング連盟（UWW）は9月28日、2024年パリ・オリンピックの代表選考システムを正式承認し、ホームページに掲載した。4月1日付で同サイトに掲載された選考システムと変わりはなく（関連記事）、これまでとは違う「2023年世界選手権で5枠、最終予選で3枠」が正式に決まった。

　他に違うところは、2023年世界選手権で出場枠を取った選手は、他のスタイルで残る2つの予選に出場できること。これまでは、世界選手権で出場枠を取った選手は、翌年の予選には出場できない規定があり、スタイルが違ってもこの規定が適用された。

　東京オリンピックへ向けては、2019年世界選手権の男子グレコローマン130kg級で出場枠を取ったオスカル・ピノ（キューバ）が、翌春の予選に男子フリースタイルで出場を希望したが、できなかった。この規定が修正された。

　出場枠獲得に関連する日本がらみの日程は下記の通り。

　【2023年】
3月28日～4月2日：アジア選手権（場所未定）
9月16日～24日：世界選手権＝第1次予選（ロシア・クラスノヤルスク予定）

※アジア選手権は、予選に直接かかわらないが、各スタイルとも出場した階級数を超えて世界選手権に出場することはできない。

　【2024年】
2月27日～3月3日：アジア選手権（場所未定）
4月12日～14日：アジア予選＝第2次予選（場所未定）
5月9日～12日：世界最終予選＝最終予選（場所未定）
7月8日：エントリー締め切り

※アジア選手権は、予選に直接かかわらないが、各スタイルとも出場した階級数を超えてアジア予選に出場することはできない。