12月10日(土)~11日(日)に米国・アイオワ州コーラルビルで行われる男子フリースタイルと女子のワールドカップの招待状が世界レスリング連盟(UWW)から日本協会に届いた。男子フリースタイルは3大会連続出場となり、女子は2002年の第1回大会から全大会出場を継続する。
ワールドカップは、学生リーグ戦のような団体戦で、数ヶ国が総当たりリーグ戦、またはブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行ったあと、順位決定戦を実施する。その年の世界選手権の国別対抗得点の上位国が選抜されて実施された。
2019年までは8~10ヶ国参加で行われていたが、2021年からは上位5ヶ国と、それに入れなかった国の強豪選手を選抜した「世界選抜チーム」が参加して実施されるように変わった(1リーグ総当たりか、2ブロック制かは不明)。オリンピック・イヤーは実施されないようになったため、2020年は開催なし。オリンピックが延期されたことで昨年も開催されず、今年が3年ぶりの開催となる。
男子フリースタイルは、米国、イラン、日本、モンゴル、ジョージア、世界選抜チーム。女子は日本、米国、中国、モンゴル、ウクライナ、世界選抜チームが、それぞれ参加する。
男子フリースタイルは、昭和時代にはほぼ毎年出場しており、3位に入ったこともあるが、その後は出場権を手にできない期間が続いた。2012年に17年ぶりに出場し、10ヶ国中9位。そのあと3年連続で出場したが、2015~17年には出場できなかった。2018年に米国アイオワで行われた大会に4年ぶりに出場して3位に入賞。33年ぶりにメダルを獲得した。2019年のロシア・ヤクーツク大会は4位。
女子は現在、2014年の東京大会から5大会連続優勝を継続中。2007~11年には5年連続で優勝から見放されたが、18大会中11大会で優勝、3位以内を外れたことはない。
大会の詳細日程は後日発表される。日本代表選手は、現在選考中。