2022.10.12

【2022年世界選手権・レビュー（6）】男子グレコローマン77kg級／優勝選手・表彰式・闘いのあと

（2022年9月10～18日、セルビア・ベオグラード）

【男グレコローマン77kg級・優勝】
アクジョル・マフムドフ（Makhmudov, Akzhol＝キルギス）

　1999年4月15日生まれ、23歳。6歳からレスリングを始め、2015・16年アジア・カデット（現Ｕ17）選手権と2017・18年アジア・ジュニア（現U20）選手権で優勝を続け、この間の2016年世界カデット選手権優勝、2017年世界ジュニア選手権2位の成績。2018年に18歳でシニアのアジア選手権72kg級に出場して優勝。同年のアジア大会は77kg級で2位へ。

　アジア予選を勝ち抜いて2021年東京オリンピックに出場し、決勝で2019年世界王者のタマス・ロエリンツ（ハンガリー）に1－2で惜敗。あらゆる競技を通じてキルギス初のオリンピック王者はならなかった。2022年はアジア選手権とイスラム競技大会で勝ち、世界選手権では7月の「ピトラシンスキ国際大会」（ポーランド）で敗れた相手に決勝でリベンジし、キルギス男子初の世界王者に輝いた。

　■アクジョル・マフムドフの話「グレコローマンでキルギス初の金メダルを獲得でき、とてもうれしく思います。私は、国が私を大いに支援してくれていることを知っています。この勝利を、キルギスに捧げます。キルギスは、誰もがレスリングを愛し、サポートし、トレーニングするためのエネルギーを与えてくれます。マットの上にいるときはいつも彼らのサポートを感じるのです」（UWWサイトより）

《1回戦～決勝の成績》＝result ／トーナメント表
決　勝　○［Ｔフォール、2:05=8-0］Levai, Zoltan（ハンガリー）
準決勝　○［4-1］Kim, Hyeon-Woo（韓国）
３回戦　○［9-7］Basar, Yunus Emre（トルコ）
３回戦　○［Ｔフォール、5:06=8-0］Benitez Castro, Emmanuel Alexis（メキシコ）
２回戦　○［Ｔフォール、2:46=11-1］de Brito Ramos Junior, Joilson（ブラジル）
１回戦　　ＢＹＥ

【表彰式】