2022.10.18

【2022年世界選手権・レビュー（9）】男子グレコローマン97kg級／優勝選手・表彰式・闘いのあと

（2022年9月10～18日、セルビア・ベオグラード）

【男グレコローマン97kg級・優勝】
アルトゥール・アレクサニャン（Aleksanyan, Artur＝アルメニア）

　1991年10月21日生まれ、30歳。10歳からレスリングを始める。2008年欧州カデット選手権5位から国際舞台のキャリアをスタートさせ、2010年世界ジュニア選手権優勝。2012年に96kg級で欧州選手権優勝、オリンピック欧州予選優勝を経てロンドン・オリンピックへ出場し銅メダル獲得。2013年世界選手権2位を経て2014年世界選手権98kg級で初の世界一へ。

　2015年の世界選手権でも優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピック、2017年世界選手権と勝ち続け、4年連続世界一に輝いた。その後、背骨の負傷もあって世界一から陥落。復活して2019年欧州大会で優勝したものの、2019年世界選手権と2021年東京オリンピックは、ともに2位。今回、5年ぶりに世界一に返り咲いた。

　■アルトゥール・アレクサニャンの話「これが、世界選手権で 4 回目の金メダルです。けがのために2年近く、出場できなかったりもしました。ありがたいことに、（ハムストリングを負傷した）東京オリンピックの後、1年間の休暇を取り、すべての治療を行うことができました。けがから回復したばかりなので、まだ完璧ではありませんが、調子はいいです。将来、体調がもっと良くなることを願っています」

《1回戦～決勝の成績》＝result ／トーナメント表
決　勝　○［5-1］Milov, Kiril Milenov（ブルガリア）
準決勝　○［3-1］Saravi, Mohammadhadi Abdollah（イラン）
３回戦　○［Ｔフォール、2:02=9-0］Makhmudov, Beksultan Mukhamedovich（キルギス）
２回戦　○［3-1］Basar, Metehan（トルコ）
１回戦　○［不戦勝］Mbo Isomi, Aron（コンゴ民主共和国）

【表彰式】