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2022.10.22

4選手が優勝、奥野春菜と尾﨑野乃香が快挙達成…2022年U23世界選手権・第5日(1)

 

 2022年U23世界選手権第5日は10月20日、スペイン・ポンテベドラで前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、53kg級の奥野春菜(自衛隊)、57kg級の南條早映(東新住建)、62kg級の尾﨑野乃香(慶大)、65kg級の森川美和(ALSOK)の4選手が優勝、72kg級の新倉すみれ(神奈川大)が銅メダルを獲得した。

▲U23世界選手権で史上初のV3を達成した奥野春菜(自衛隊)=UWWサイトより

 奥野は2017・19年大会に続いての優勝で、史上初となる3度目の優勝。尾﨑は、72kg級で優勝したアミト・エロル(米国)とともに、世界で初めて同一年にU20、U23、シニアの3世代での世界一の快挙達成となった。

 奥野は、シニアの世界選手権5位のルシア・ヤミレス・イェペス(エクアドル)を相手に第1ピリオド、10-0で勝ち、2019年のこの大会以来、3年ぶりの国際大会を制した。南條はU23欧州選手権2位のパトリシャ・ギル(ポーランド)を相手に、第1ピリオド、13-1のテクニカルフォール勝ち。2019年大会に続く2度目の優勝を達成した。

 尾﨑は8月のU20世界選手権3位のイリーナ・ボンダー(ウクライナ)に第1ピリオド、11-0のテクニカルフォール勝ち。全4試合をすべて第1ピリオド、無失点のテクニカルフォールで勝ち、3世代優勝の快挙に華を添えた。森川はU23欧州選手権3位のニガル・ミルザザダ(アゼルバイジャン)に第1ピリオド、10-0のテクニカルフォール勝ち。シニア世界選手権に続く優勝で、ジュニア(現U20)、シニアに続き3世代目の世界一に輝いた。

▲2ヶ月の間に3世代の世界チャンピオンに輝いた尾﨑野乃香(慶大)=UWWサイトより

 新倉は3位決定戦でU20欧州チャンピオンのイリーナ・ザブロツカ(ウクライナ)を8-1で破った。今年のアジア選手権(銀)、U20世界選手権(銅)に続き、3大会連続で国際大会のメダルを手にした。

 女子は全日程を終了。前回大会(2019年)と同じ7階級を制し、「銀1・銅2」を獲得。国別対抗得点は225点をマークし、2位・米国の107点に大差をつけて優勝。昨年大会には出場しなかったが、出場した大会は4大会連続優勝を達成した。3位は、米国と同じ107点をマークしたウクライナが入った。

 各選手の成績は下記の通り。


女子

 【53kg級】奥野春菜(自衛隊)   優勝=18選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[Tフォール、2:02=10-0]Lucia Yamileth YEPEZ GUZMAN(エクアドル)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[Tフォール、6:00=11-1]Felicity Kay TAYLOR(米国)
3回戦 ○[6-0]Anastasia BLAYVAS(ドイツ)
2回戦 ○[Tフォール、0:31=10-0]Mariana Raimary ROJAS DIAZ(ベネズエラ)
1回戦  BYE

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 【57kg級】南條早映(東新住建)   優勝=14選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[Tフォール、2:28=13-1]Patrycja GIL(ポーランド)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[フォール、0:58=6-0]Siwar BOUSETA(チュニジア)
2回戦 ○[Tフォール、2:30=10-0]Alina HRUSHYNA AKOBIIA(ウクライナ)
1回戦 ○[フォール、2:27=6-0]Maria Victoria BAEZ DILONE(スペイン)

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 【62kg級】尾﨑野乃香(慶大)   優勝=13選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[Tフォール、2:13=11-0]Iryna BONDAR(ウクライナ)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[Tフォール、1:44=10-0]Ana Paula GODINEZ GONZALEZ(カナダ)
2回戦 ○[Tフォール、0:22=10-0]Hsin Ping PAI(台湾)
1回戦 ○[Tフォール、0:53=10-0]Paulina Malgorzata DANISZ(ポーランド)

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 【65kg級】森川美和(ALSOK)    優勝=11選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[Tフォール、2:17=10-0]Nigar MIRZAZADA(アゼルバイジャン)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[6-2]Kateryna ZELENYKH(ウクライナ) 
2回戦 ○[Tフォール、4:35=10-0]Asli DEMIR(トルコ)
1回戦  BYE

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 【72kg級】新倉すみれ(神奈川大)   3位=11選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[8-1]Iryna ZABLOTSKA(ウクライナ)

(以下、前日に実施)
準決勝 ●[1-3]Wiktoria CHOLUJ(ポーランド)
2回戦 ○[8-0]Brianna Molly FRASER(カナダ)
1回戦 ○[Tフォール、5:28=10-0]Nazar BATIR(トルコ)

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 《国別対抗得点》
[1]日本 225点、[2]米国 107点(金1)、[3]ウクライナ 107点(金0)、[4]トルコ 93点、[5]ポーランド 74点、[6]コロンビア 43点、[7]モルドバ 43点、[8]カザフスタン 40点
 







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