来年の世界選手権(期日未定、セルビア・ベオグラード)の日本代表選考ともなる2022年天皇杯全日本選手権は12月22日(木)~25日(日)に東京・駒沢体育館で行われる。
この大会と来年6月の明治杯全日本選抜選手権で優勝すれば、世界選手権の代表に決定。別の選手が優勝すれば、2人のチャンピオンによってプレーオフが行われ、勝った選手が代表へ。世界選手権で3位以内に入れば、2024年パリ・オリンピックの代表に内定する(関連記事)。各階級の見どころをさぐった。
《大会要項》 / 《大会日程=各日の実施階級》 / 《観戦チケット販売》
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
昨年優勝で、アジア選手権2位、全日本選抜選手権優勝を経て、世界選手権3位の鏡優翔(東洋大)が、その勢いを続けられるか。全日本選抜選手権決勝で鏡に敗れた松雪泰葉(ジェイテクト)がリベンジに挑む。U23世界選手権に出場して3位入賞の経験を生かせるか。
昨年2位で、今年はU20アジア選手権と全日本学生選手権を制した山本和佳(至学館大)が両者の壁に挑む。直前のワールドカップ(米国)に出場し、実戦経験を多く積んでいる。インターハイ2連覇でU20世界選手権を制した茂呂綾乃(東京・安部学院高)が一気に栄冠を獲得するか。2018年4月のジュニアクイーンズカップ(中学生の部)から、国内外13大会連続優勝中だ。
《2022年明治杯全日本選抜選手権・成績》
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女 子
※今年の世界選手権代表選手、今年の全日本選抜選手権のこの階級の1~3位選手以外はアイウエオ順
《2022年世界選手権3位/2022年明治杯全日本選抜選手権優勝》
鏡優翔(かがみ・ゆうか=東洋大)
2001年9月14日生まれ、21歳。山形県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。167cm。2021年全日本選手権優勝、2022年アジア選手権2位
《2022年明治杯全日本選抜選手権2位》
松雪泰葉(まつゆき・やすは=ジェイテクト)
1999年11月5日生まれ、23歳。愛知県出身。愛知・至学館高~至学館大卒。173cm。2021年全日本選手権4位、2022年U23世界選手権3位
《2022年明治杯全日本選抜選手権3位》
山本和佳(やまもと・のどか=至学館大)
2002年6月20日生まれ、20歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。168cm。2021年全日本選手権2位
齋藤未来(さいとう・みく=小田開発工業)
1996年12月8日生まれ、26歳。千葉県出身。東京・安部学院高~日本文理大卒。164cm。2021年全日本選手権3位
髙巢菜々葉(たかす・ななは=大阪・堺リベラル高)
2004年7月27日生まれ、18歳。大阪府出身。157cm。2022年インターハイ2位、2022年全日本女子オープン選手権優勝
長島水城(ながしま・みずき=大東大)
2001年10月30日生まれ、21歳。静岡県出身。東京・安部学院高卒。174cm。2022年明治杯全日本選抜選手権5位、2022年全日本学生選手権2位
前田鈴華(まえだ・すずか=福岡大)
2003年5月30日生まれ、19歳。宮崎県出身。宮崎・日向学院高卒。169cm。2022年西日本学生選手権優勝、2022年全日本女子オープン選手権2位
茂呂綾乃(もろ・あやの=東京・安部学院高)
2005年3月5日生まれ、17歳。東京都出身。160cm。2022年インターハイ74kg級優勝、2022年U20世界選手権優勝