【12.22～25天皇杯全日本選手権・展望（16）】金城梨紗子が1階級上でも強さ見せるか…女子59kg級

　来年の世界選手権（期日未定、セルビア・ベオグラード）の日本代表選考ともなる2022年天皇杯全日本選手権は12月22日（木）～25日（日）に東京・駒沢体育館で行われる。各階級の見どころをさぐった。（非オリンピック階級の世界選手権代表選考基準→ クリック）

《大会要項》 ／ 　《大会日程＝各日の実施階級》　／　《観戦チケット販売》

女子59kg級・展望（2022年12月23日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

▲59kg級で復帰第2戦に挑む金城梨紗子（サントリービバレッジソリューション）。全日本のマットでも変わらぬ強さを見せるか

　東京オリンピック57kg級優勝の金城梨紗子（サントリービバレッジソリューション）が、この階級にエントリーした。復帰後の第1戦だった10月の全日本女子オープン選手権同級は、快勝続きで優勝している。1階級上の全日本の舞台でも強さを見せられるか。

　U23世界選手権優勝の德原姫花（自衛隊）、昨年62kg級3位の坂野結衣（警視庁）がどう挑むか。ともに今月のワールドカップ（米国）に出場し、国際舞台で実力を試して挑む。世界選手権59kg級2位で花井瑛絵（三重・朝明高教）が、しばらくマットを離れていたあと復帰。国体で優勝し実力を見せた。金城の牙城を崩せるか。

《2022年明治杯全日本選抜選手権・成績》　
《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女 子

エントリー選手（15選手）

▲金城梨紗子

▲德原姫花

▲坂野結衣

▲花井瑛絵

※今年の世界選手権代表選手、今年の全日本選抜選手権のこの階級の1～3位選手以外はアイウエオ順

《2021年東京オリンピック57kg級優勝》
金城梨紗子（きんじょう・りさこ＝サントリービバレッジソリューション）
1994年11月21日生まれ、28歳。石川県出身。愛知・至学館高～至学館大卒。160cm。2022年全日本女子オープン選手権優勝

《2022年明治杯全日本選抜選手権3位》
德原姫花（とくはら・ひめか＝自衛隊）
2001年9月5日生まれ、21歳。高知県出身。高知・高知東高卒。158cm。2021年天皇杯全日本選手権2位

浅井紅吏（あさい・あかり＝法大）
2003年7月30日生まれ、19歳。愛知県出身。東京・安部学院高卒。158cm。2021年天皇杯全日本選手権5位

池畑菜々（いけはた・なな＝兵庫・芦屋学園高）
2004年7月6日生まれ、18歳。兵庫県出身。161cm。2022年U20アジア選手権62kg級優勝

大橋海寛（おおはし・みちか＝至学館大）
2001年9月9日生まれ、21歳。熊本県出身。愛知・至学館高卒。161cm。2022年西日本学生選手権優勝

岡田純奈（おかだ・じゅんな＝日体大）
2002年7月25日生まれ、20歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高卒。154cm。2022年東日本学生選手権優勝

坂野結衣（さかの・ゆい＝警視庁）
1994年7月18日生まれ、28歳。大阪府出身。東京・安部学院高～日大卒。160cm。2021年全日本選手権62kg級3位

佐々木すず（ささき・すず＝東京・安部学院高）
2005年1月30日生まれ、17歳。北海道出身。163cm。2022年インターハイ優勝

惣﨑優音（そうざき・ゆうね＝日体大）
2002年6月8日生まれ、20歳。静岡県出身。静岡・沼津城北高卒。161cm。2022年全日本学生選手権2位

中西美結（なかにし・みゆ＝至学館大）
2003年3月8日生まれ、19歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。153cm。2022年全日本学生選手権2位

中村成実（なかむら・なるみ＝法大）
2002年5月17日生まれ、20歳。富山県出身。富山・高岡商高卒。156cm。2022年全日本学生選手権3位

長谷川姫花（はせがわ・ひめか＝大阪・堺リベラル高）
2004年6月11日生まれ、18歳。大阪府出身。163cm。2022年全日本女子オープン選手権3位

花井瑛絵（はない・あきえ＝三重・朝明高教）
1999年11月22日生まれ、23歳。三重県出身。愛知・至学館高～至学館大卒。159cm。2022年国民体育大会優勝

山口夏月（やまぐち・なつき＝至学館大）
2004年2月25日生まれ、18歳。埼玉県出身。愛知・至学館高卒。154cm。2022年全日本学生選手権優勝

山内奏美（やまのうち・かなみ＝神奈川大）
2003年5月14日生まれ、19歳。千葉県出身。大阪・堺リベラル高卒。156cm。2022年明治杯全日本選抜選手権5位