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2023.02.15

2.17~19クリッパン女子国際大会(スウェーデン)出場の女子チームが出発

▲スウェーデン・クリッパンへ向けて出発した女子チーム

 

 新型コロナウィルスのため、2年間途絶えていた若手女子選手のスウェーデン遠征が復活した。2月17日(金)~19日(日)にスウェーデン・クリッパンで行われる「クリッパン女子国際大会」に出場する中高生による女子チームが2月14日、羽田空港から出発した。

 吉村祥子チームリーダー(エステティックTBC)は「この年代の遠征が再開されることを、大変うれしく思います」と第一声。この遠征を通じて世界に飛躍した選手を何人も見てきているだけに、若手女子選手の強化の舞台が戻ってきたことがうれしそう。この2年間、遠征に行く機会が少なく、有望な選手に国際舞台を経験させられず、もどかしい気持ちがあったようだ。「2028年ロサンゼルスと2032年ブリスベンに向けてスタートした、という気持ちです。全員にいい経験をしてもらいたい」と期待した。

▲空港内のホテルで行われた結団式

 正田絢子コーチ(京都・丹後緑風高教)は、若手世代の世界選手権などへの帯同はあるが、コーチとして冬の遠征へ帯同するのは、意外にも初めて。中学生時代に参加して以来の冬の遠征(当時はフランス遠征)となり、「わくわくしています」と言う。

 その遠征で大きく伸びた実感があり、「レスリングを続けるきっかけにもなった」と振り返る。今回の選手にも同様の経験を求める。「伸び伸びと闘わせ、その中でも結果を出させ、ステップアップしてほしい」と話し、しっかりしたサポートを目指す。

 齋藤ほのかコーチ(東京・安部学院高教)も、選手時代に初めて参加した海外遠征がこの大会。「若い選手と一緒に行けることをうれしく思います」と、思い出のある遠征への参加に気持ちが高まっている様子。「勝つことだけではなく、今後につなげられる大会にしてほしい。チームワークや、お互いに支え合うことなど人間としての成長につながる遠征となるようサポートしていきたい」と話した。

U17世界3位の悔しさの払しょくを目指す佐々木すず主将

 シニアの主将に指名されたインターハイ2連覇の佐々木すず(東京・安部学院高)は、高校でも主将を務めていたリーダーシップのある選手。多くの所属から選手が集まるチームをまとめるのは違った緊張もあるようだが、「任された以上、しっかりやりたい」と、チームの団結を目指す。

 個人としては、昨年、U17世界選手権で3位に終わった悔しさが残っており、その気持ちの払しょくを目指す腹積もり。シニアへの挑戦となるが、以前から、大学へ進んでレスリングを続ける気持ちを持っており、シニアでの闘いを想定して練習してきた。昨年12月には全日本選手権への出場も果たし、シニアの国際舞台デビューの基盤はつくってきた。「それを出したい」と燃えている。

▲あいさつするシニアの佐々木すず主将

 U17の主将に指名された昨年のU17世界選手権57kg級チャンピオンの内田颯夏(JOCエリートアカデミー)も、所属では主将を務める選手。「チームをまとめる力を身につけ、所属へ帰ってからも役立てたい」と、リーダーの重責を自らの選手活動に役立てようとする気持ち。

 昨年、U17で世界一になっているだけに、力を出し切れば負ける大会ではない。ただ、U17世界選手権の直後に行われたインターハイでは優勝を逃しており、勝負の世界に“絶対”はないとも感じ、「自信が過信にならないようにして闘いたい。勝ちたいという気持ちは、だれよりも強いと思います」と話す。外国選手は日本選手にはない闘い方をしてくるので、「学ぶべきところは学びたい」と、貪欲に強さを求める。

 大会は、17・18日にU17、18・19日にシニアの試合が実施され、20~23日には現地で出場選手らによる合同合宿が行われる。日本チームは大会のあとの合宿の前半2日間に参加して、23日に帰国予定。

 日本選手団は下記のとおり。

▲あいさつするU17の内田颯夏主将


2023年クリッパン女子国際大会・日本チーム

【チームリーダー】吉村祥子(エステティックTBC)、【コーチ】正田絢子(京都・丹後緑風高教)、齋藤ほのか(東京・安部学院高教)

【ドクター】矢野雄一郎(とちぎメディカルセンター)

【帯同審判】長谷川拓也(静岡・焼津中央高教)

【シニア代表】
▼50kg 竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)
▼53kg 原田 渚(兵庫・芦屋学園高)
▼57kg 山下叶夢(香川・高松北高)
▼62kg 佐々木すず(東京・安部学院高)
▼65kg 佐藤杏樹(秋田・秋田商高)
▼68kg 星野レイ(東京・日体大桜華高)
▼76kg 高巣菜々葉(大阪・堺リベラル高)

【U17代表】
▼40kg 江坂萌那(愛知・刈谷クラブ)
▼43kg 勝目結羽(神奈川・NEXUS TEAM YOKOSUKA)
▼49kg 小塚菜々(三重・INABEアカデミー)
▼57kg 内田颯夏(JOCエリートアカデミー)
  〃    野口紗英(北海道・帯広クラブ)
▼61kg 小柴ゆり(佐賀・鳥栖クラブ)
  〃    岩崎美優(東京・日体大桜華中)
▼65kg 本多結里菜(東京・フィギュアフォークラブ)
▼69kg 吉田千沙都(三重・一志ジュニア)







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