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2023.04.05

2023年アジア選手権(カザフスタン)出場の男子グレコローマン・チームが出発

 

 4月9日(日)~14日(金)にカザフスタン・アスタナで行われる2023年アジア選手権に出場する男子グレコローマン・チームが4月4日、羽田空港から出発した。男子グレコローマンは9・10日に行われる。昨年は1選手(55kg級・塩谷優)が優勝し、5選手が銅メダルを獲得。国別対抗得点は4位だった。

 笹本睦コーチ(日本オリンピック委員会)は「クロアチア(2月初め=全日本チーム遠征)とブルガリア(3月初め=学生選抜チーム)に行ったメンバーが中心のチーム。海外の選手と闘えるかどうかを再度確認しつつ、海外遠征で強化したものを出してもらって、結果を重視したい」と話す。

 今大会はパリ・オリンピックの予選と直接に関係はしないが、来年のこの時期にはアジア予選が予定されている。「選手はここで勝って、自信を持ってもらいたい」と言う。経験を積む段階は終わり、勝つことで今後の指針をつくることを望んだ。

▲カザフスタンへ向かった男子グレコローマン・チーム

 昨年のメダリストで唯一出場するのが77kg級の櫻庭功大(自衛隊)。若手が伸びている中で、下からの突き上げを退けて代表権を獲得した。「(唯一とかは)関係なく、頑張るだけです」と気合を入れる。

 この階級は、世界チャンピオン(アクジョル・マフムドフ=キルギス)がいて、韓国のレジェンドとも言える、キム・ヒョンウ(金炫雨=2012年ロンドン・オリンピック66kg級優勝)も現役を続行している。厳しい階級だが、そこを勝ち抜けば今後に展望が開ける。「どこまで通用するか試しつつ、勝てるように頑張りたい。冬の間にやってきたことをしっかり試したい」と、2年連続メダル獲得を目指す。

 67kg級で初の全日本王者となった曽我部京太郎(日体大)は、授業の関係で全日本チームのクロアチア遠征(大会出場・合同練習)には参加できず、ちょっぴり無念な冬となった。その分、学生選抜チームのブルガリアの遠征に参加して銀メダルを獲得。昨年7月の「ピトラシンスキ国際大会」(ポーランド)、10月のU23世界選手権(スペイン)に続いてのメダルを手にする実力を見せた。

 ただ、3大会を通じてアジア選手との対戦はキルギスの選手との1試合のみ。「アジアの選手は最後まで粘ってスタミナで勝負してくるような気がします」とのイメージを持っており、戸惑いはあるかもしれないが、「万全の準備をしてきたので、それを発揮して頑張りたい」と話す。

 エントリーを見ると、2021年大会で優勝した下山田培(当時警視庁)のライバルだったアルマト・ケビスパエフ(カザフスタン)リュ・ハンス(柳漢壽=韓国)が出場する。リュとは2月に日体大で練習しており、その強さは実感している。だが、「ベテランであろうが、先輩のライバルであろうが、出る以上は勝つ気持ちで闘います」ときっぱり。

 男子グレコローマン・チームは下記の通り。6日に女子チーム、7日に男子フリースタイル・チームが出発する。

▲選手を激励するUWWアジアの福田耕治執行委員(右端)


2023年アジア選手権・男子グレコローマン代表選手

▼55kg級 尾西大河(早大)
▼60kg級 河名真偉斗(自衛隊)
▼63kg級 丸山千恵蔵(日体大)
▼67kg級 曽我部京太郎(日体大)
▼72kg級 堀江耐志(自衛隊)
▼77kg級 櫻庭功大(自衛隊)
▼82kg級 前田祐也(鳥取県協会)
▼87kg級 角 雅人(自衛隊)
▼97kg級 奈良勇太(警視庁)
▼130kg級 奥村総太(自衛隊)

◎日本選手団役員

【強化委員長】赤石光生(日本オリンピック委員会)、【強化副委員長】豊田雅俊(警視庁)

【男子グレコローマン・コーチ】笹本睦(日本オリンピック委員会)、鶴巻宰(自衛隊)、【女子コーチ】金浜良(サントリービバレッジソリューション)、藤波俊一(日体大コーチ)、【男子フリースタイル・コーチ】湯元進一(自衛隊)、米満達弘(自衛隊)

【トレーナー】野呂賢二(日本スポーツ振興センター)、秋山未来(日本スポーツ振興センター)、【栄養】野﨑久美(日本スポーツ振興センター)

【帯同審判】沖山功(香川・香川中部養護学校教)、増田莊史(香川・多度津高教)、土居克也(愛媛・今治工高教)







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