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2023.04.07

【展望】2023年アジア選手権・男子グレコローマン/10日・実施階級(60・67・72・82・97kg級)

 

《大会サイト》 / 《男子グレコローマン・9日実施階級展望》

※東京とアスタナの時差は3時間。日本時間午後2時30分に試合が始まり、ファイナル開始は午後9時予定(変更される場合もあります)。


4月10日(月)実施階級:男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級

 【60kg級】

 昨年の世界王者ジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)が、昨年に続く優勝を目指す。今年は3月の「ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会」(ブルガリア)で優勝と好調。

 昨年2位のメフディ・セイフォラ・モフセン・ネジャド(イラン)と、3位のイェルヌル・フィダフメトフ(カザフスタン)が、どう闘うか。ネヤドは今年2月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)優勝と実力を見せている。同3位の河名真偉斗(自衛隊)が、勢いを持ち込めるか。

《60kg級エントリー選手》
Liguo CAO(中国)
SUMIT(インド)
Mehdi MOHSEN NEJAD(イラン)
河名真偉斗(日本)
Yernur FIDAKHMETOV(カザフスタン)
Zholaman SHARSHENBEKOV(キルギス)
Hanjae CHUNG(韓国)
Aslamdzhon AZIZOV(タジキスタン)
Umit DURDYYEV(トルクメニスタン)
Jui Chi HUANG(台湾)
Akmal KHAMROEV(ウズベキスタン)

▲躍進するキルギス・グレコローマンを牽引するジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)=2022年世界選手権


 【67kg級】

 2021年にアジア選手権2位・世界選手権3位ながら、昨年は国際大会出場がなかったアルマト・ケビスパエフ(カザフスタン)が35歳にして復帰参戦。地元で2018年以来のアジア王者を目指す。昨年2位で、同じ35歳とベテランの域に入っているリュ・ハンス(柳漢壽=韓国)も、2021年72kg級に続くアジア王者を目指す。

 イランからは、東京オリンピック王者(モハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイ)ではなく、今年2月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)2位のレザ・マフディ・アッバシが出場。同大会では、東京オリンピック60kg級王者のルイス・オルタ・サンチェス(キューバ)を破っている。

 昨年の世界選手権は9位だったが、フスユエトゥ(中国)が、今年の「ザグレブ・オープン」で優勝し、続く「イブラヒム・モスタファ国際大会」(エジプト)で3位。2つのUWWランキング大会で好成績をマークし、ランキングは3位。第1シードとなる。

 昨年のU23世界選手権3位の曽我部京太郎(日体大)や、昨年のU23アジア選手権優勝のアブロル・アタバエフ(ウズベキスタン)らの台頭はあるか。

《67kg級エントリー選手》
HUSIYUETU(中国)
ASHU(インド)
Reza Mahdi ABBASI(イラン)
曽我部京太郎(日本)
Almat KEBISPAYEV(カザフスタン)
Razzak BEISHEKEEV(キルギス)
Hansu RYU(韓国)
Firuz MIRZORAJABOV(タジキスタン)
Begmyrat NOBATOV(トルクメニスタン)
Hong Yu CHEN(台湾)
Abror ATABAEV(ウズベキスタン)

▲アジア王者・下山田培(下)の好敵手だったアルマト・ケビスパエフ(カザフスタン)。35歳でアジア王者を狙う=2018年アジア選手権


 【72kg級】

 昨年3位でU23アジア選手権を制したアディルハン・ヌルランベコフ(キルギス)と、昨年の世界選手権5位のイブラギム・マゴマドフ(カザフスタン)が争うか。

 今年2月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)2位のサジャド・イメンタラブフォウマイ(イラン)、同3位のジャモル・ジュマバエフ(ウズベキスタン)が優勝争いにからむか。2021年に続く2度目の出場となる堀江耐志(自衛隊)が、前回銅メダルの意地を見せられるか。

《72kg級エントリー選手》
Jian TAN(中国)
VIKAS(インド)
Sajjad IMENTALABFOUMANI(イラン)
Ali Mohammed ALABODA(イラク)
堀江耐志(日本)
Ibragim MAGOMADOV(カザフスタン)
Adilkhan NURLANBEKOV(キルギス)
Jiyeon LEE(韓国)
Loiqi AMIRKHONZODA(タジキスタン)
Toyly ORAZOV(トルクメニスタン)
Jamol JUMABAEV(ウズベキスタン)

▲昨年のU23アジア選手権優勝のアディルハン・ヌルランベコフ(キルギス)=UWWサイトより


 【82kg級】

 昨年2位のディアス・カレン(カザフスタン)、同3位のムハマドコディル・ラスロフ(ウズベキスタン)が、今年の優勝を目指す。

 今年2月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)優勝のアリレザ・アジズクーン・モハマディピアニ(イラン)、同月の「イブラヒム・モスタファ国際大会」(エジプト)2位のアキルベク・タラントベコフ(キルギス)らがどこまで食いつくか。

 約4年半ぶりの国際大会となる前田祐也(鳥取県協会)が、ベテランの味を発揮するか。

《82kg級エントリー選手》
Halishan BAHEJIANG(中国)
Rohit DAHIYA(インド)
Alireza MOHMADIPIANI(イラン)
Sultan EID(ヨルダン)
前田祐也(日本)
Dias KALEN(カザフスタン)
  Islam YEVLOYEV(カザフスタン)
Akylbek TALANTBEKOV(キルギス)
Sejin YANG(韓国)
Aryan BIN AZMAN (SGP)
Sukhrob ABDULKHAEV(タジキスタン)
Mukhammadkodir RASULOV(ウズベキスタン)


 【97kg級】

 昨年優勝のメフディ・バリハムゼフデ(イラン)は、世界選手権の出場こそ逃したが、11月のワールドカップに出場して3戦全勝。世界トップの実力を見せている、国内のハイレベルな闘いに勝ち抜くためにも、優勝を外したくないところ。

 2019年優勝で昨年3位のウズル・ジュズプベコフ(キルギス)は、ワールドカップ(前述)でバリハムゼフデフに3-3のラストポイントで敗れており、実力は紙一重。優勝を争うことになるか。

 他は、2020年2位のイ・セヨル(韓国)が目立つ程度で、昨年の国際舞台で活躍した選手はいない。前記2選手に続く選手はだれか。3年ぶりの出場となる奈良勇太(警視庁)にも十分にチャンスはある。

《97kg級エントリー選手》
Yiming LI(中国)
Narinder CHEEMA(インド)
Mehdi BALIHAMZEHDEH(イラン)
Ali AL KAABI(イラク)
奈良勇太(日本)
Olzhas SYRLYBAY(カザフスタン)
Uzur DZHUZUPBEKOV(キルギス)
Seyeol LEE(韓国)
Azizdzhon ZARIPOV(タジキスタン)
Amanberdi AGAMAMMEDOV(トルクメニスタン)
Abrorbek NURMUKHAMMEDOV(ウズベキスタン)

▲2年連続優勝を目指すメフディ・バリハムゼフデフ(イラン)=UWWサイトより







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