2023年明治杯全日本選抜選手権・第3日は6月17日、東京・東京体育館でオリンピック階級・男女6階級の決勝までが行われ、4階級で全日本チャンピオンが優勝。規定で9月の世界選手権(セルビア)への出場が決まった。
男子フリースタイル57kg級は、昨年の世界選手権61kg級で優勝して階級を下げた樋口黎(ミキハウス)が、昨年3位の藤田雄大(自衛隊)を4-0で撃破。57kg級では、銀メダルを取った2016年リオデジャネイロ・オリンピック以来の国際大会に挑む。
同74kg級は高谷大地(自衛隊)が昨年の国体2位の三輪優翔(ALSOK)を破って2年連続優勝。昨年に続いて世界選手権に挑む。
女子53kg級は藤波朱理(日体大)が3年連続優勝。決勝は55kg級全日本チャンピオンで階級を下げた清岡もえ(育英大)をテクニカルフォールで撃破し、昨年は負傷で出場できなかった世界選手権へ挑む。今大会の3勝を加え、国内外の連勝は「122」に伸びた。
男子グレコローマン97kg級決勝は奈良勇太(警視庁)が仲里優力(佐賀県スポーツ協会)に競り勝ち、2年ぶり6度目の世界選手権代表を内定した。
男子グレコローマン77kg級は、全日本選手権2位の日下尚(三恵海運)が屋比久翔平(ALSOK)を3-2で破って初優勝。この大会は初戦敗退だった全日本王者の櫻庭功大(自衛隊)とのプレーオフに世界選手権初出場をかける。
女子76kg級は、昨年の世界選手権3位の鏡優翔(東洋大)が全日本チャンピオンの茂呂綾乃(山梨学院大)を破って2年連続優勝。負傷による全日本選手権の途中棄権の屈辱をはね返し、茂呂とのプレーオフで世界選手権行きの切符を目指す。
各階級の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)
男子フリースタイル | 男子グレコローマン | 女 子 | |||
57kg | 74kg | 77kg | 97kg | 53kg | 76kg |
【57kg級】=16選手エントリー
▼決勝
樋口黎(ミキハウス)○[4-0]●藤田雄大(自衛隊)
▼3位決定戦
長谷川敏裕(三恵海運)○[2-1]●塚岡達也(山梨学院大)
西内悠人(日体大)○[8-0]●松村祥太郎(専大)
▼敗者復活戦
松村祥太郎(専大)○[不戦勝=棄権]●新井陸人(自衛隊)
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《以下、前日に実施》
▼準決勝
樋口黎(ミキハウス)○[10-5]●長谷川敏裕(三恵海運)
藤田雄大(自衛隊)○[2-1]●西内悠人(日体大)
▼2回戦
樋口黎(ミキハウス)○[Tフォール、2:15=11-0]●塚岡達也(山梨学院大)
長谷川敏裕(三恵海運)○[Tフォール、4:26=10-0]●弓矢健人(日体大)
西内悠人(日体大)○[4-4]●榊󠄀流斗(クリナップ)
藤田雄大(自衛隊)○[5-1]●新井陸人(自衛隊)
▼1回戦
塚岡達也(山梨学院大)○[Tフォール、4:48=14-4]●宮原健史郎(周南公立大)
長谷川敏裕(三恵海運)○[5-0]●阿部敏弥(国士舘大職)
弓矢健人(日体大)○[7-6]●荒木大貴(自衛隊)
西内悠人(日体大)○[Tフォール、2:34=10-0]●二宮健斗(日本文理大)
藤田雄大(自衛隊)○[8-0]●松村祥太郎(専大)
《棄権》菅沼碧久(青山学院大)、田南部魁星(日体大)、小野正之助(山梨学院大)
【74kg級】=15選手エントリー
▼決勝
高谷大地(自衛隊)○[Tフォール、3:45=10-0]●三輪優翔(ALSOK)
▼3位決定戦
佐藤匡記(山梨学院大)○[Tフォール、1:37=10-0]●大関寛穂(国士舘大)
木下貴輪(クリナップ)○[5-3]●志賀晃次郎(警視庁)
▼敗者復活戦
志賀晃次郎(警視庁)○[不戦勝=軽量失格]●西村将希(周南公立大)
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《以下、前日に実施》
▼準決勝
高谷大地(自衛隊)○[10-5]●佐藤匡記(山梨学院大)
三輪優翔(ALSOK)○[2-1]●木下貴輪(クリナップ)
▼2回戦
高谷大地(自衛隊)○[Tフォール、2:38=10-0]●大関寛穂(国士舘大)
佐藤匡記(山梨学院大)○[3-2]●高田煕(日体大)
三輪優翔(ALSOK)○[8-3]●志賀晃次郎(警視庁)
木下貴輪(クリナップ)○[Tフォール、5:57=10-0]●梅林太朗(金太郎ホーム)
▼1回瀬
大関寛穂(国士舘大)○[7-2]●硎屋亮太郎(日大)
高田煕(日体大)○[Tフォール、3:27=10-0]●神谷龍之介(日体大)
佐藤匡記(山梨学院大)○[2-1]●深田雄智(早大)
志賀晃次郎(警視庁)○[17-9]●鈴木大樹(山梨学院大)
三輪優翔(ALSOK)○[Tフォール、3:35=12-0]●西村将希(周南公立大)
梅林太朗(金太郎ホーム)○[3-0]●基山仁太郎(イカイ)
《棄権》髙橋海大(日体大)
【77kg級】=12選手エントリー
▼決勝
日下尚(三恵海運)○[3-2]●屋比久翔平(ALSOK)
▼3位決定戦
前田明都(レスターホールディングス)○[Tフォール、0:45=8-0]●山田脩(日体大)
友寄汰志(日体大)○[2-1]●藤井達哉(後藤回漕店)
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《以下、前日に実施》
▼準決勝
屋比久翔平(ALSOK)○[5-1]●前田明都(レスターホールディングス)
日下尚(三恵海運)○[7-1]●藤井達哉(後藤回漕店)
▼2回戦
前田明都(レスターホールディングス)○[5-1]●櫻庭功大(自衛隊)
屋比久翔平(ALSOK)○[7-3]●山田脩(日体大)
藤井達哉(後藤回漕店)○[5-1]●今井仁聖(神奈川大)
日下尚(三恵海運)○[フォール、4:24=9-1]●友寄汰志(日体大)
▼1回戦
前田明都(レスターホールディングス)○[Tフォール、1:55=9-0]●水口竣介(奈良県協会)
藤井達哉(後藤回漕店)○[3-1]●葛谷拳龍(自衛隊)
友寄汰志(日体大)○[12-11]●小堀雄大(東洋大)
《棄権》掛水力(日本文理大)
【97kg級】=8選手エントリー
▼決勝
奈良勇太(警視庁)○[3-3]●仲里優力(佐賀県スポーツ協会)
▼3位決定戦
北脇香(早大)○[8-7]●加藤大翔(国士舘大)
天野雅之(中央大学職員)○[Tフォール、1:55=9-0]●米田侑太(国士舘大)
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《以下、前日に実施》
▼準決勝
奈良勇太(警視庁)○[Tフォール、1:55=8-0]●北脇香(早大)
仲里優力(佐賀県スポーツ協会)○[5-0]●天野雅之(中央大学職員)
▼1回戦
奈良勇太(警視庁)○[Tフォール、3:45=12-1]●加藤大翔(国士舘大)
北脇香(早大)○[Tフォール、4:04=9-0]●奥田歩希(九州共立大)
仲里優力(佐賀県スポーツ協会)○[Tフォール、2:02=9-0]●米田侑太(国士舘大)
天野雅之(中央大学職員)○[3-1]●中原陸(大東大)
【53kg級】=13選手エントリー
▼決勝
藤波朱理(日体大)○[Tフォール、4:10=10-0]●清岡もえ(育英大)
▼3位決定戦
志土地真優(ジェイテクト)○[Tフォール、4:52=11-1]●佐々木花恋(日大)
奥野春菜(自衛隊)○[Tフォール、3:31=10-0]●大野真子(日体大)
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《以下、前日に実施》
▼準決勝
藤波朱理(日体大)○[フォール、1:55=6-1]●佐々木花恋(日大)
清岡もえ(育英大)○[4-2]●奥野春菜(自衛隊)
▼2回戦
藤波朱理(日体大)○[フォール、5:37=7-2]●志土地真優(ジェイテクト)
佐々木花恋(日大)○[フォール、1:39=8-0]●川井千晶(日体大)
奥野春菜(自衛隊)○[Tフォール、0:45=10-0]●竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)
清岡もえ(育英大)○[7-0]●大野真子(日体大)
▼1回戦
志土地真優(ジェイテクト)○[フォール、1:10=10-0]●姫野笑琉(至学館大)
佐々木花恋(日大)○[フォール、1:21=10-0]●内野二葉(南九州大)
竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)○[Tフォール、1:49=10-0]●服部里桜(法大)
大野真子(日体大)○[4]●原田渚(育英大)
《棄権》木村彩夏(法大)
【76kg級】=8選手エントリー
▼決勝
鏡優翔(東洋大)○[2-1]●茂呂綾乃(山梨学院大)
▼3位決定戦
山本和佳(至学館大)○[6-1]●松雪泰葉(ジェイテクト)
▼準決勝
鏡優翔(東洋大)○[8-2]●山本和佳(至学館大)
茂呂綾乃(山梨学院大)○[Tフォール、5:28=11-0]●松雪泰葉(ジェイテクト)
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《以下、前日に実施》
▼予選A組
鏡優翔(東洋大)○[3-2]●茂呂綾乃(山梨学院大)
駒田真琴(神奈川大)=BYE
茂呂綾乃(山梨学院大)○[フォール、2:06=5-0]●駒田真琴(神奈川大)
鏡優翔(東洋大)=BYE
鏡優翔(東洋大)○[Tフォール、3:59=10-0]●駒田真琴(神奈川大)
茂呂綾乃(山梨学院大)=BYE
▼予選B組
山本和佳(至学館大)○[2-0]●長島水城(大東大)
松雪泰葉(ジェイテクト)○[不戦勝=負傷]●前田鈴華(福岡大)
山本和佳(至学館大)○[不戦勝=負傷]●前田鈴華(福岡大)
松雪泰葉(ジェイテクト)○[4-0]●長島水城(大東大)
松雪泰葉(ジェイテクト)○[5-4]●山本和佳(至学館大)
長島水城(大東大)○[不戦勝=負傷]●前田鈴華(福岡大)
《棄権》齋藤未来(小田開発工業)