共同通信やロイター通信など世界の主要メディアが伝えたところによると、アジア・オリンピック評議会(OCA)は7月8日タイ・バンコクで開催した総会で、今年9~10月に中国・杭州で行われるアジア大会に、ロシアとベラルーシの参加を正式承認した。
両国はウクライナ侵攻に伴って国際大会から除外されてきた。OCAは個人競技に限り、国を代表しない個人資格の「中立」選手として受け入れる。参加枠は計500人。政府関係者の参加は認めず、国旗など国を象徴するものは使用しない。メダルも授与されない。総会で反対意見は出なかったと報じられている。
ただし、新たに就任したタラル・ファハド・アル・アフマド・アル・サバーハ(クウェート)の就任演説ではこのことには言及しておらず、7月10日現在、OCAホームページと大会ホームページにも詳細の記述はない。