(2023年7月28日、北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
■優勝:鳥栖工・小柴健二監督(準決勝、決勝はともに4-3ながら、2年ぶりの優勝)「春夏連覇した(2021年)あとは、初戦負けもあった。それでも、選手たちは前を向いてやってくれた。(決勝は3連勝3連敗だったが)最後の甫木が、体をつくって体重も増え、予想以上に成長してくれていましたので、3連勝した時点で最後を締めてくれると思いました。(有観客での全国制覇は初)九州から、苦しい時でも応援してくれた多くの人が応援に駆けつけてくれました。春夏制覇のときより、一味も二味も違う優勝です。本当によかったです」
■2位:埼玉栄・金﨑正一郎監督(決勝で鳥栖工に3-4で敗れ、昨年に続く2位)「去年の決勝は1-6。今年は(鳥栖工を)最後まで追い詰めることができ、選手はよくやってくれました。練習でやってきたことは、出せたと思います。(鳥栖工125kg級の守護神・甫木は)以前より力強くなっていましたね。でも、勝負の世界は何が起こるか分からないので、期待をもって見ていました。春は4人での闘いでしたが、今回は7人。加入した1年生が3年生と同じように活躍してくれたのが、頼もしかったです」
■3位:自由ヶ丘学園・田野倉翔太監督(全国高校選抜大会は2位。今回は準決勝で鳥栖工に3-4で敗れる)「選手たちはよくやりました。今のベストを尽くせたと思います。51kg、55kg級が勝負だったと思います。団体戦特有の(流れをつかむ)難しさ、勢いの作り方がありますね。(55kg級でエースの金澤孝羽の負傷欠場について)たら、れば、を言っても仕方ありません。今いる選手でベストを尽くすだけでした。全国初優勝は来年(の目標)になりました。選手は頑張ってくれると思います」
■3位:猪名川・池畑耕造コーチ(チームとして全国大会初白星を挙げ、その勢いで3位へ)「(埼玉栄との準決勝は2連勝のあと5連覇で敗れる)軽量3階級で勝って、もうひとつ勝って、という予定でしたが、相手の方が一枚上でした。勝ち慣れているチームの強さというか、見えない力を感じました。全国大会ではまだ1勝もしたことのないチームでしたので、まず1勝でした。(その目標が達成でき)次は2日目に残ることでした。ここまでよく来たと思います。1、2年生のチームなので、体も技術もこれからです」