7月31日に開幕した2023年U17世界選手権(トルコ・イスタンブール)に出場する男子フリースタイル・チームが7月31日、羽田空港から出発した。同スタイルは8月4~6日に行われる。
2019年大会は5選手が銅メダルを取ったが、昨年は「銅1」のみ。長尾武沙士監督(大阪・興國高教)は「去年以上のいい色のメダル獲得と、メダル数増加」を目標に掲げる。昨年はU17アジア選手権(キルギス)にコーチとして同行し、教え子の安藤慎悟(大阪・興國高)の優勝に立ち会っただけに、今回は世界王者を出すという気持ちが強そう。
多くの選手が前日まで北海道札幌市でのインターハイに出場しており、そのまま地元に帰ってこの日の夕方に空港へ来た選手や、地元に帰らず札幌に泊まって移動するなど、ハードスケジュールを余儀なくされた。しかし、「熱い気持ちで乗り切ります」ときっぱり。15~17歳の若い体力に期待した。
空港での結団式では、一人ずつ決意を話させたが、一人が「個人の成績もだけど、全員で好成績を挙げ、団体優勝を勝ち取りたい」と述べたと言う。その気持ちがうれしかったそうで、「一致団結して臨みます」と話した。
長尾勇気コーチ(宮崎・都城西高教)も「団結する気持ちを感じました。チームが一丸となって臨んでほしい。自分の経験を伝えたい」と好成績を期待。この大会にはロシアとベラルーシの選手が「AIN」(中立)の選手として参加し、昨年の大会とは様相が違ってくる。しかし、「本当に強い選手と闘うことが将来のためになる」と話し、ロシアの強豪選手との試合を歓迎した。
日本代表選手団は下記の通り。