2023年全国高校生グレコローマン選手権最終日は8月20日、滋賀県大津市・ウカルちゃんアリーナで前日開始階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、80kg級は今月初めのU17世界選手権を制した吉田泰造(香川・高松北)が優勝。前日の1回戦からの7試合をすべて第1ピリオドのテクニカルフォールで破る強さを見せた。
71kg級は、昨年60kg級優勝の荻野大河(埼玉・埼玉栄)が勝ち、2階級にわたって2年連続優勝を達成。インターハイ3連覇の山口叶太(東京・自由ヶ丘学園)は準決勝で敗れたが、3位決定戦を勝って銅メダル。グレコローマンでは初のメダルを手にした。
92kg級は、昨年2位の金澤空大(千葉・日体大柏)が、インターハイ2連覇の甫木元起(佐賀・鳥栖工)を決勝で破り、高校進学後の初優勝を達成。125kg級は昨年3位の織山昭成(秋田・秋田商)が、今年のインターハイ王者の藤田宝星(埼玉・花咲徳栄)を破って初の全国王者に輝き、高校三冠王者だった父(織山昭仁=秋田・秋田商)に一歩近づいた。
各階級の成績は下記の通り。
1~8位一覧表 | 51kg | 55kg | 60kg | 65kg |
71kg | 80kg | 92kg | 125kg |
【71kg級】=82選手出場
▼決勝
荻野大河(埼玉・埼玉栄)○[フォール、5:56=5-0]●三浦修矢(佐賀・鳥栖工)
▼3位決定戦
小菅慶士(静岡・飛龍)○[5-3]●神谷樹生(三重・いなべ総合学園)
山口叶太(東京・自由ヶ丘学園)○[Tフォール、4:06=10-2]●安藤慎悟(大阪・興國)
《7位以下順位》[7]本橋矢大(栃木・足利大附)、[8]内藤莉久(岡山・おかやま山陽)
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【80kg級】=76選手出場
▼決勝
吉田泰造(香川・高松北)○[Tフォール、0:24=10-0]●水崎竣介(京都・丹後緑風)
▼3位決定戦
秋山颯陽(山梨・甲府城西)○[フォール、1:04=4-0]●後藤正太郎(鹿児島・鹿屋中央)
仲如由(山口・豊浦)○[Tフォール、1:18=9-0]●石坂陽典(日体大柏)
《7位以下順位》[7]室谷一憲(和歌山・和歌山工)、[8]堤大智(岐阜・高山西)
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【92kg級】=71選手出場
▼決勝
金澤空大(千葉・日体大柏)○[6-5]●甫木元起(佐賀・鳥栖工)
▼3位決定戦
小玉龍舞(高知・高岡)○[Tフォール、1:22=9-0]●近藤大朗(愛知・名古屋)
福島煌天(栃木・足利大附)○[12-7]●鬼塚一心(福岡・三井)
《7位以下順位》[7]バナヤドマイク・デニエルトーレス(群馬・館林商工)、[8]伏部内皓太(岩手・種市)
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【125kg級】=58選手出場
▼決勝
織山昭成(秋田・秋田商)○[1-1]●藤田宝星(埼玉・花咲徳栄)
▼3位決定戦
中沢遥貴(山梨・甲府城西)○[5-1]●岩澤泰紀(宮崎・宮崎工)
岩﨑和志(神奈川・磯子工)○[フォール、0:20=4-0]●阿部天臥(栃木・足利大附)
《7位以下順位》[7]三宅 紘誠(徳島・池田)、[8]長谷川 大和(大阪・大体大浪商)