(2023年9月16日、セルビア・ベオグラード/取材=布施鋼治、取材・撮影=粟野仁雄)
■男子フリースタイル61kg級・小川航大(自衛隊=3回戦で米国選手に黒星。敗者復活戦への道が不明の時点で)「気持ちの面で弱気になっていたことが、この結果になってしまった。(最初は)勝ち上がっても、あと一歩のところで勝てない。メダルまでは遠いので、力不足を実感しています。外国人はすごくアグレッシブに来るので、自分の思うようにはできず、自分の形に持っていくことができていない。苦しい展開の中で、もう一つ我慢してポイント差を離されないようにして、相手が後半に苦しくなってくるような展開を意識しながらやりたい。もし敗者復活戦に行けなら、それが課題です」
■男子フリースタイル70kg級・青柳善の輔(山梨学院大=準々決勝でアルメニア選手に接戦の末、敗れる)「悔しいです。悔しさしかない。(初戦で股関節を痛めたように見えたが)それは大丈夫です。悔しすぎて…。準々決勝は絶対に勝てた試合だったので…。すいません」
■男子フリースタイル86kg級・石黒隼士(自衛隊=準々決勝でウズベキスタン選手にテクニカルスペリオリティで敗北)「準々決勝は疲労がたまってしまって、思ったように身体が動かなかった。足がもつれてしまった。タックルに入るとき、ちょっと躊躇(ちゅうちょ)してしまうところがあって、それが最初の失点につながってしまい、悪い展開になってしまった。(応援してくれた人に)申し訳ない。
最初の2試合は勝ちましたが、自分から試合を作れてはいなかった。自分の力を100%出し切れたかと言えば、そういうわけではない。そういう面も、後悔というか、いい経験になりました。(自分の成長について問われ)特別に強い選手に勝ったわけではないので、あまり感じませんでした。(世界で勝ち抜くには)スパーリング以外の練習も、まだまだ足りないと思いました」
■男子フリースタイル125kg級・山本泰輝(自衛隊=初戦で1-2で敗北)「しょうもない。(5年前の世界選手権の再戦にだったことについて)少しは(自分が)よくなったかな、と思います」