世界レスリング連盟(UWW)は11月18日までに、今年9月の世界選手権(セルビア)で男子グレコローマン77kg級のモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイ(イラン)が他選手の試合にペットボトルを投げ入れ、試合を妨害したことに関し(関連記事)、ゲラエイに1年間の出場停止と罰金1,000スイスフラン(約16万9,000円)、イラン協会に5,000スイスフラン(約84万4,000円)の処分を科した。
ゲラエイは、2024年10月4日まで出場停止となり、パリ・オリンピックには出場できない(世界選手権は18位に終わっており、出場枠は取っていない)。
同選手は、男子グレコローマン67kg級3回戦で、弟のモハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイと曽我部京太郎(日体大)の試合中、2階席からペットボトルを投げ入れ、試合の進行を妨害。その場で係員に拘束された。
また、同選手権の男子グレコローマン87kg級決勝で、ハンガリー選手のフォールを認めず、UWW理事会によって「重大な誤審」と認定された審判員に、1年間の活動停止処分が下った(関連記事)。