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【2023年世界選手権・展望(7)】米国とイランの頂上対決が再現されるか…男子フリースタイル86kg級

 

(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)


男子フリースタイル86kg級(9月16日開始、17日にファイナル)

 3大会連続で決勝で対戦しているデービッド・テーラー(米国)ハッサン・ヤズダニ(イラン)のライバル対決が展開されるか。2021年東京オリンピックではテーラーが勝ち(4-3)、同年世界選手権はヤズダニが勝利(6-2)。昨年はテーラーが勝った(7-1)。現段階でテーラーは第7シード、ヤズダニは第5シード。選手変更がなくこのままのシード順で、お互いに勝ち進めば決勝での対戦が見込まれるが、どうか。

▲宿敵を撃破して昨年に続く優勝を目指すデービッド・テーラー(米国)=2022年世界選手権

 第1シードは昨年5位で今年の欧州選手権3位のセバスチャン・ジェジエルザンスキ(ポーランド)、第2シードは昨年3位のボリス・マコエフ(スロバキア=元ロシア)、第3シードは昨年3位で今年のアジア選手権優勝のアザマト・ダウレトベコフ(カザフスタン)、第4シードは今年の欧州選手権2位のマイルズ・アミン(サンマリノ=元米国)

 2022・23年の2年連続でU20世界選手権を制したラヒム・マガマドフ(フランス)、昨年5位で米国のノースカロライナ大出身のイーサン・ラモス(プエルトリコ)、ロシア国内の闘いを勝ち抜いた2021年欧州ジュニア(現U20)選手権優勝のアルスラン・バガエフ(AIN)らのノーシード選手が、米国とイランの決勝対決を阻止できるか。

 2月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)で欧州2位のアミン(前述)にフォール勝ちした石黒隼士(自衛隊)も、上位を狙う実力はあるはず。


シード選手(8月現在=最終エントリーで変わる場合があります)

No.1 – Sebastian JEZIERZANSKI(ポーランド)2023年欧州選手権3位
No.2 – Boris MAKOEV(スロバキア)=2022年世界選手権3位
No.3 – Azamat DAULETBEKOV(カザフスタン)=2022年世界選手権3位/2023年アジア選手権優勝
No.4 – Myles Nazem AMINE(サンマリノ)=2023年欧州選手権2位
No.5 – Hassan YAZDANICHARATI(イラン)=2022年世界選手権2位
No.6 – Abubakr ABAKAROV(アゼルバイジャン)=2023年欧州選手権3位
No.7 – David Morris TAYLOR III(米国)=2022年世界選手権優勝
No.8 – Tariel GAPHRINDASHVILI(ジョージア)


エントリー選手(8月現在=最終エントリーで変わる場合があります)

石黒隼士(自衛隊)
Rasul TSIKHAYEU (AIN)
Jayden LAWRENCE (AUS)
Benjamin GREIL (AUT)
Abubakr ABAKAROV (AZE)
Magomed SHARIPOV (BRN)
Ilia HRISTOV (BUL)
Alexander MOORE (CAN)
Zushen LIN (CHN)
Carlos IZQUIERDO (COL)
Matteo MONTEIRO (CPV)
Yurieski TORREBLANCA (CUB)
Taimuraz FRIEV (ESP)
Aimar ANDRUSE (EST)
Rakhim MAGAMADOV (FRA)
Tariel GAPHRINDASHVILI (GEO)
Lars SCHAEFLE (GER)
Patrik PUESPOEKI (HUN)
Hassan YAZDANI (IRI)
Matthew FINESILVER (ISR)
William RAFFI (ITA)
Erzo ISAKOV (JOR)
Azamat DAULETBEKOV (KAZ)
Mark ONGUYESI (KEN)
Narbek IZABEKOV (KGZ)
Deakyu KANG (KOR)
Ivars SAMUSONOKS (LAT)
Domantas PAULIUSCENKO (LTU)
Roman MANITRA RAHARISON (MAD)
Sofiane PADIOU BELMIR (MAR)
Ivan ICHIZLI (MDA)
Noel TORRES (MEX)
Bat Erdene BYAMBASUREN (MGL)
Dejan MITROV (MKD)
Muhammad INAM (PAK)
Sebastian JEZIERZANSKI (POL)
Ethan RAMOS (PUR)
Andrei FRANT (ROU)
Myles AMINE (SMR)
Sanjith BAPTIST (SRI)
Stefan REICHMUTH (SUI)
Boris MAKOEV (SVK)
Yanaal BARAZE (SYR)
Dovletmyrat ORAZGYLYJOV (TKM)
Osman GOCEN (TUR)
Ivan MASAKWE (UGA)
Vladyslav PRUS (UKR)
David TAYLOR (USA)
Sandeep Singh MANN (UWW)
Javrail SHAPIEV (UZB)
Pedro CEBALLOS (VEN)

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