世界大学スポーツ連盟(FISU)は、今年9月2~8日にブラジル・リオデジャネイロで「世界大学ビーチスポーツ選手権」を開催することを発表。ビーチハンドボール、ビーチサッカー、ビーチテニス、ビーチバレーボール、サーフィンとともにビーチレスリングが実施されることが分かった。
FISUはこれまで、ビーチスポーツとしては2002年から2022年まで隔年で「世界大学ビーチバレーボール選手権」を開催してきた。ビーチスポーツの普及と人気の高まりによって、今年からミニ総合大会として実施することとし、前記の6競技で開催することになった。FISUによると、50ヶ国から5000人の参加が見込まれるという。
一方、1996年から2018年まで隔年で実施され、日本も参加してきた「世界大学レスリング選手権」の再開のめどは立っていない。同大会は、2020年にロシア・ニジニノブゴロドで予定されていたが、新型コロナウィルス蔓延のため中止へ。
その後、総合大会的な規模で開催して盛り上げる目的で、6つの格闘技を集めた「FISUワールドカップ・コンバットスポーツ」として実施することとし、2022・24・26年大会はいずれもロシア・エカテリンブルグで予定されていた。しかし、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻で、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシを国際舞台から締め出し、FISUもこれに従ってロシア開催を中止。2022年大会は急きょトルコが引き受けた(日本は不出場)。
ロシアのウクライナ侵攻が長引き、ロシア開催のめどが立たないことで同イベントを中止。世界大学選手権に戻して継続する予定だったが、現段階で、今後の大会予定はない。