■1964年東京オリンピック・グレコローマン57kg級優勝・市口政光さんの話「体調が悪いことは聞いていたが、コロナもあって長いこと会っていなかった。年は同じでも、(花原さんは留年していたので)学年は自分が上。『先輩』と呼んでくれていた。ともに柔道から階級制のレスリングに移ってきたことで相通ずることが多く、切磋琢磨した選手です。
海外遠征のときは、フライ(52kg)級とバンタム(57kg)級ということで同じ部屋のことが多く、レスリングのことだけでなく、いろんなことを話し合った。東京オリンピックでは、彼が先にメダルを取ってくれて、自分も頑張れたんじゃないかな(注=実際は、市口さんの方が半日早く優勝決定)。ご冥福をお祈りします」