2月17日(土)~18日(日)にスウェーデン・クリッパンで行われる「クリッパン女子国際大会」に出場する日本チームが2月14日、羽田空港から出発した。
少数精鋭の遠征。正田絢子監督(京都・丹後緑風高教)は「去年と違って少人数ですが、高校生なればこそ、勢いよく、実りある遠征として、成長して帰国してほしい」と期待。全日本選手権で活躍している選手もいて、力を出し切れば全員が好成績を残せるとし、「一致団結して頑張らせたい」と話した。
齋藤ほのかコーチ(東京・安部学院高教)は「高校生のチーム。シニアの国際舞台でどう闘い、優勝を目指すことが今後の選手の成長につながる。高校生だから、とか思うのではなく、日本代表選手としてきっちり闘ってほしい」と望んだ。U17での大会で結果を残しても、シニアの中に入ると気持ちが引いてしまう場合もあるので、「自分の力を出し切って闘うことが必要。そのサポートをしたい」と話し、全階級での優勝を目指す。
空港でキャプテンに任命された53kg級の竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)は、昨年もシニア50kg級に出場して優勝し、今大会で2階級制覇を目指す選手。階級が違えば相手の強さも違うと気を引き締め、「去年、年上の選手の中で闘うことの大変さを経験しています。油断が一番の敵です」と話し、最後まで気を抜かずに闘うことを心がけたいと言う。
高校でもキャプテンとしてチームをまとめてきたので、リーダーとしての行動は経験しているが、「日本代表チームのキャプテンは初めて。みんなに支えてもらい、頑張りたい」と話した。
日本チームは下記の通り。17日(土)と18日(日)に試合があり、その後、地元チームほかの合同合宿に加わって22日に帰国する。
【監督】正田絢子(京都・丹後緑風高教)、【コーチ】齋藤ほのか(東京・安部学院高教)
【トレーナー】秋山未来(JSC-HPS)
【帯同審判】角田貴志(滋賀県レスリング協会)
【シニアの部・代表選手】
▼50kg級 坂根海琉子(京都・丹後緑風高)
▼53kg級 竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)
▼57kg級 内田颯夏(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)
▼62kg級 小野こなみ(東京・日体大桜華高)
▼68kg級 北出桃子(愛知・至学館高)