35歳以上の選手を対象とした2024年全日本マスターズ選手権は2月25日、東京・青少年総合センターで予定され、男女261選手(昨年比+49選手)がエントリーした。昨年は同所が改修工事だったため千葉・佐倉市民体育館での開催。今回は“本拠地”での実施。コロナのため2021・22年は実施されなかったので、4年ぶりの“里帰り”となる。
DivisionF(61~65歳)70kg級には、昨年、12大会連続18度の優勝を遂げた五位塚悟さん(大東大OB)が出場する。20度目の優勝なるか。
同選手は現在、大東大の監督を務めている。DivisionB(41~45歳)70kg級に日体大コーチを務める藤山光太朗さん(日体大職)、DivisionC(46~50歳)58kg級には早大監督で日本協会理事でもある岡田英雅さん(ワセダクラブ)、DivisionF(61~65歳)62kg級には帝塚山大でコーチを務める鈴木貫太郎さん(三恵海運)、DivisionG(66歳以上)70kg級には南九州大部長の西村盛正さん(三恵海運)、同88kg級には日大監督の鈴木光さん(日大クラブ)が出場。部門や階級が違うので直接対戦はないものの、“大学対抗戦”の様相を見せている。
DivisionA(35~40歳)100kg級には天野雅之さん(学校法人中央大学職員)がエントリー。昨年12月に全日本選手権17度目の出場を果たし、最多出場(22回)を目指すことを明言している。マスターズの分野でも、将来の最多出場へ向けての好スタートを切れるか。同58kg級には、アマレス兄弟として芸能界で活動しているコンビの“弟”であるアマレス太郎さん(高八重正志=高校時代にレスリングをやっていた。高校名は非公表。“兄”とは実の兄弟ではない)がエントリーした。
DivisionB(41~45歳)78kg級には、昨年の世界ベテランズ選手権で優勝した古里光司さん(神奈川・磯子工高教)が出場し、2大会連続5度目の優勝を目指す。世界王者の強さを見せられるか。同62kg級には2019年世界ベテランズ選手権62kg級を制した藤本健太さん(三恵海運)、Division C(46~50歳)70kg級には2018・19年に世界ベテランズ選手権70kg級を連覇した伊東克佳さん(グロリア)の元世界王者が出場する。
DivisionD(51~55歳)58kg級には、50歳を超えても全日本選手権出場を続ける浅川享助さん(北杜クラブ)がエントリーした。