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2024.04.17

原田真吾(ソネット)と吉田泰造(香川・高松北高)が優勝…2024年アジア選手権・最終日(男子グレコローマン)

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 【ビシュケク(キルギス)、撮影=保高幸子】2024年アジア選手権最終日は4月16日、キルギス・ビシュケクで男子グレコローマン5階級の1回戦から決勝までが行われ、72kg級の原田真吾(ソネット)と82kg級の吉田泰造(香川・高松北高)が優勝、60kg級の稲葉海人(滋賀県スポーツ協会)が銀メダルを獲得した。

 吉田の「17歳11ヶ月23日」でのアジア王者は、昨年の吉田アラシ(男子フリースタイル92kg級)の「19歳3ヶ月3日」を1年以上も上回る男子の日本最年少チャンピオン。グレコローマン初の高校生としての出場で快挙を達成した。同スタイルの80kgを超える階級での優勝は、2008年84kg級の松本慎吾(現日体大監督)以来2人目。

▲2度目の国際大会でアジア王者に輝いた原田真吾(ソネット)

▲日本男子の最年少アジア王者に輝いた吉田泰造(香川・高松北高)

 原田は、初戦の2回戦で昨年3位のアディルハン・ヌルランベコフ(キルギス)、準決勝で昨年のU20アジア選手権優勝のアブデュロ・アリエフ(ウズベキスタン)を撃破し、決勝でイランの2022年ワールドカップのメンバーだったモハマドレザ・ロスタミ(イラン)と対戦。

 第1ピリオド、一時は0-5とリードされたが、後半、得意のリフト技で逆転。最後は9-5として優勝を引き寄せた。5位に終わった昨年の世界選手権に続く2度目の国際大会で金メダルを獲得した。

 吉田は初戦の2回戦でインド選手を破り、準決勝で2022年3位のムハマドコディル・ラスロフ(ウズベキスタン)を9-2で撃破。決勝は、2022年優勝のラスール・サデフ・ガルムシリ(イラン)に3-0と先制し、がぶり返しなどで攻めて最後は9-0のテクニカルスペリオリティ勝ちした。

 稲葉はフィリピン、中国、カザフスタンの選手を連破して決勝へ進出。世界V2のジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)に挑んだが、0-7から投げ技を決められ、0-11のテクニカルスペリオリティで敗れた。しかし、国際大会で初のメダル獲得となった。

▲世界王者に一歩及ばなかった稲葉海人(滋賀県スポーツ協会)

 67kg級の矢部晴翔(自衛隊)と97kg級の天野雅之(中大職)は、ともに初戦で敗れて敗者復活戦に回れなかった。

 全日程を終了し、前日と合わせて「金3・銀2・銅1」を獲得。男子で3階級を制したのは、両スタイルを通じて1989年大会のグレコローマン以来、35年ぶり。国別対抗得点は142点をマークし、2位のキルギスに2点差の3位。昨年の5位を上回った。グレコローマンでの3位入賞は2008年大会以来。優勝はイラン。 

 各選手の成績は下記の通り。

▲16年ぶりに国別対抗得点3位入賞を果たした男子グレコローマン・チーム


男子グレコローマン

 【60kg級】稲葉海人(滋賀県スポーツ協会)   2位=17選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[VSU、5:28=0-11]Sharshenbekov, Zholaman(キルギス)
準決勝 ○[8-4]Kabdunassarov, Galym(カザフスタン)
3回戦 ○[VSU、4:56=11-1]Cao, Liguo(中国)
2回戦 ○[VSU、0:39=8-0]Oliveros, Mark Ervin(フィリピン)
1回戦 BYE

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 【67kg級】矢部晴翔(自衛隊)   11位=15選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[1-3]Chung, Han-Jae(韓国)

※敗者復活戦へ回れず

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 【72kg級】原田真吾(ソネット)   優勝=11選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[9-5]Rostami, Mohammadreza Mahmoud(イラン)
準決勝 ○[9-2]Aliev, Abdullo(ウズベキスタン)
2回戦 ○[7-2]Nurlanbekov, Adilkhan(キルギス)
1回戦  BYE

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 【82kg級】吉田泰造(香川・高松北高)   優勝=9選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[VSU、5:31=9-0]Garmsiri, Rasoul Sadegh(イラン)
準決勝 ○[9-2]Rasulov, Mukhammadkodir(ウズベキスタン)
2回戦 ○[7-2]Dahiya, Rohit(インド)
1回戦 BYE 

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 【97kg級】天野雅之(中大職)   9位=10選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[3-5]Hao, Houzhi(中国)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

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 《国別対抗得点》
[1]イラン 200点、[2]キルギス 144点、[3]日本 142点、[4]カザフスタン 130点、[5]韓国 112点、[6]ウズベキスタン 106点、[7]中国 97点、[8]北朝鮮 54点







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