(2024年6月6日、ハンガリー・ブダペスト / 取材・撮影=布施鋼治)
■男子フリースタイル57㎏級優勝・樋口黎(ミキハウス=3試合連続テクニカルスペリオリティで勝利を収め優勝)「減量はうまくいったけど、体調がちょっとよくなかった。今日の朝、起きてかなりの高熱(38.2度)があった。今回のようにパフォーマンスが上がり切らない中で、オリンピックを迎えることもある。そういった意味では試合に勝ち切ることだけに目標を置いてやってきました。
試合は、悪くはなかったと思います。準決勝で最初にポイントを取られてしまって、0-8になりましたが、まったく慌てることなく、ひとつずつ返していこうと思いました。そういった意味では、メンタルの面でもスタミナ面でもよかったです。
決勝では、スタミナのある相手にスタミナで勝とうと思って、それをやり切れました。全体的に自分はレベルアップしていると思います。ただ、体調はムチャクチャ悪かった。(一時は)試合に出るかどうか迷ったくらいだった。でも、本番(オリンピック)にそうなってしまったら言い訳はできないので、本番がきたと思って、今回は試合に臨みました」