(2024年6月6日、ハンガリー・ブダペスト / 取材・撮影=布施鋼治)
■男子フリースタイル65㎏級優勝・清岡幸大郎(三恵海運=初戦で敗退するも、予選リーグ1位通過。決勝では0-8の劣勢をはね返して優勝)「今日1試合を何かに例えるとしたら、マンガの話になるんですけど、『ドラゴンボール』の精神と時の部屋に入ったような気がしました。勝ちも負けも両方味わって、しかも、自分にとってのスター選手やレジェンド選手とたくさん試合をすることができました。パリに向け、本当に最高の遠征になったと思います。
(決勝でいきなり0-8まで追い込まれたことについて)ちょっとアップ不足というか、スタンドのアップばかりやって、グラウンドのそれがおろそかになっていたのかなと思います。でも、(先に試合をした)樋口先輩が0-8からの逆転を見せてくれたので、やるだけだな、と思っていました。問題はなかったです。
(得意のリンクル=首を相手の両脚の間に入れてのアンクルホールド=ですぐに8点を返したことについて)その形になれば返そうと思っていました。自分の得意技が海外の選手にどれくらい通用するのか、試したいという気持ちもありました。かかったことで、ある程度自信につながりました」