2024年東日本学生リーグ戦最終日は6月26日、東京・駒沢屋内球技場で行われ、一部リーグ1~4位グループ3回戦で全勝対決となった日体大と山梨学院大の一戦は、山梨学院大が第5試合の段階で4勝をマーク。2018年以来、6年ぶり10度目の優勝を遂げた。
山梨学院大は、第1試合の86kg級で五十嵐文彌が勝ったあと、57kg級で全日本選抜選手権3位の勝目大翔が全日本&アジア王者の弓矢健人を破る殊勲。第3試合は落としたが、第4試合で森田魁人が勝って、「あと1勝」とした。ここで全日本選抜選手権3位の荻野海志が、全日本選手権61kg級王者の田南部魁星を破って4勝目をマーク。チームの勝利を決めた。
3位は日大で、4位には中大が入った。中大が4位に入ったのは、1991年大会以来、33年ぶり。
二部リーグは、慶大が決勝1~4位グループで日本ウェルネススポーツ大を破り、2016年以来8年ぶり、二部リーグに再降格してから2年目で優勝を決めた。来年の大会からは、一部リーグ12大学、二部リーグ12大学となるため、慶大と日本ウェルネススポーツ大の一部リーグ昇格はない。
一部リーグ13~16位の大学は、来年は二部リーグでの試合となり、一部昇格を目指すことになる。
各試合結果は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)
一部・決勝グループ内訳成績 | 1~4位 | 5~8位 | 9~12位 | 13~16位 |
二部・決勝グループ内訳成績 | 1~4位・5~8位 | 一部・二部入れ替え戦 |
《個人賞》
【一部リーグ最優秀選手賞】鈴木大樹(山梨学院大)、【一部リーグ敢闘賞】田南部魁星(日体大)
【二部リーグ最優秀選手賞】出久根慈英(慶大)、【二部リーグ敢闘賞】佐々木通彰(日本ウェルネススポーツ大)
【最優秀監督賞】小幡邦彦(山梨学院大)、【ゴールデンホイッスル賞】坂本由宇(神奈川大)
【1~4位グループ】
▼3回戦
山梨学院大○[5-2]●日体大、日大○[4-3]●中大
《順位》[1]山梨学院大 3勝、[2]日体大 2勝1敗、[3]日大 1勝2敗、[4]中大 3敗
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【5~8位グループ】
▼3回戦
国士舘大○[4-3]●育英大、早大○[4-3]●拓大
《順位》[5]育英大 2勝1敗(12勝=勝ち点51)、[6]早大 2勝1敗(12勝=勝ち点49)、[7]拓大 1勝2敗(9勝=勝ち点37)、[8]国士舘大 1勝2敗(9勝=勝ち点36)
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【9~12位グループ】
▼3回戦
専大○[6-1]●神奈川大、東洋大○[4-3]●明大
《順位》[9]専大 3勝、[10]東洋大 2勝1敗、[11]明大 1勝2敗、[12]神奈川大 3敗
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【13~16位グループ】
▼3回戦
青学大○[4-3]●立大、法大○[6-1]●大東大
《順位》[13]法大 3勝、[14]青学大 2勝1敗、[15]立大 1勝2敗、[16]大東大 3敗
【1~4位グループ】
▼2回戦
慶大○[6-1]●日本ウェルネススポーツ大、防大○[4-3]●東海大
《順位》[1]慶大 3勝、[2]日本ウェルネススポーツ大 2勝1敗、[3]防大 1勝2敗、[4]東海大 3敗
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【5~8位グループ】
▼2回戦
東農大○[3-2]●国武大、東北学院大○[3-2]●東大
《順位》[5]東農大 3勝、[6]東北学院大 2勝1敗、[7]国際武道大 1勝2敗、[8]東大 3敗
大東大○[4-3]●慶大、立大○[6-1]●日本ウェルネススポーツ大学