ロシア・レスリング協会は7月6日、パリ・オリンピックに同国の選手の不参加を発表した。国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピック参加を承認した個人の中立選手(AIN)の中に、有力選手が含まれなかったことに反発した決定。
IOCは国を代表しない「個人の中立選手(AIN)」としてロシア選手10人の出場を許可し、うち9人が出場を表明していた。しかし、ロシア協会は全会一致で参加拒否を決め、「スポーツマンシップに反するIOCの決定を受け入れることはできない」との声明を出した。世界レスリング連盟(UWW)は、6日には声明を発表していない。
ロシアは、柔道でも参加拒否の姿勢を明らかにしている。