世界レスリング連盟(UWW)は7月9日、ロシアのパリ・オリンピックへのAIN(中立選手)としての出場辞退に伴い、同オリンピックの新たな出場8枠を発表した。日本選手は含まれていない。
ロシアからは、6月14日に国際オリンピック委員会(IOC)によって10選手の出場が認められた。うち1選手が辞退して9選手がオリンピックに出場予定だったが、有力選手が含まれていないなどの要因でロシア協会は全選手の出場辞退を発表した。しかし、男子フリースタイル65kg級のシャミル・マメドフは出場の意思を示したもよう。
ベラルーシはIOCから出場が認められた6選手のうち5選手が出場を辞退。出場予定の1選手は、ロシア協会の“引き上げ”に追従せず、出場の意思を示した様子。
したがって、ロシアが辞退した8選手分の出場枠が、予選の成績によって他国に割り振られた。
予選での実績で出場が認められたのは、下記の国(選手名は、その成績を獲得した選手。男子グレコローマンはエントリーが発表されており、記載の選手が出場予定)。
【男子フリースタイル】
57kg級 カザフスタン(2023年世界選手権5位)-Kartbay, Meirambek
86kg級 ウクライナ(2024年欧州予選3位)-Mikhailov, Vasil
125kg級 ウクライナ(2023年世界選手権8位)-Khotsianivski, Aleksander
【男子グレコローマン】
87kg級 デンマーク(2024年欧州予選4位)-Bisultanov, Turpal-Ali Alievich
97kg級 ドイツ(2024年世界最終予選4位)-Lazogianis, Lucas Alexandros
【女子】
53kg級 ドイツ(2024年欧州予選3位)-Wendle, Annika
62kg級 フランス(2024年欧州予選3位)-Douarre, Ameline
68kg級 ウクライナ(2024年欧州予選3位)-Skobelska, Manola