【日本代表】 高谷大地(自衛隊) 《略歴》 《JWFデータベース》 《UWWデータベース》 《国際大会成績》 |
2023年世界王者 |
エントリー選手 | |
(不出場) |
2021年東京オリンピックと昨年の世界選手権を制したザウルベク・シダコフ(AIN=ロシア)は出場が認められなかった。2018・19・21・22年世界王者で昨年世界2位、第1シードのカイル・デイク(米国)が優勝候補の一番手と言えよう。今年はパンアメリカン選手権を制して好調。東京で達成できなかったオリンピック王者を目指す。
昨年の世界選手権3位で第4シードの高谷大地(自衛隊)は、デイクとは4-6の惜敗。一時、4-1とリードしており、実力はかなり肉薄している。リベンジを目指す前に、世界選手権7位のフェン・ル(鋒陸=中国)ほかを破ることが先決。
そのあと、デイクと昨年のアジア大会優勝のユネス・エマミチョウグエイ(イラン)のブロックから勝ち上がってくる選手と準決勝を闘うことになる。エマミチョウグエイには2022年アジア選手権で敗れているので、どちらが勝っても、高谷にとっては雪辱戦となる。
国際大会の成績の関係で、世界選手権5位のツラン・バイラモフ(アゼルバイジャン)とゲオルギオス・コウギオウチディス(ギリシャ)が高谷を超えて第2、3シードとなった。コウギオウチディスには世界選手権でフォール勝ちしており、一段落ちそう。今年の欧州選手権3位のバイラモフか、第6シードで2022年世界選手権2位・2024年欧州選手権優勝のタイムラス・サルカザノフ(スロバキア)が決勝へ出てくるか。
ノーシードの選手では、昨年の世界選手権3位の選手を国内予選で退けて出てくる2022年世界選手権グレコローマン72kg級優勝のアリ・アルサラン(セルビア)、2022年世界選手権3位のフランク・チャミゾ(イタリア)、66kg級時代に世界選手権で銀1・銅3を取り、40歳にして2大会ぶり3度目のオリンピック出場を果たすヘアンドリー・ガルゾン(キューバ)らが優勝戦線に浮上できるか。
チャミゾは世界レスリング連盟(UWW)も認めた誤審により、一度はオリンピックの道を閉ざされたが、AINの関係で繰り上げ出場へ。千載一遇のチャンスをものにできるか。
7月4日に東京オリンピック2位のマハメドカビブ・カジマハメダウ(AIN=ベラルーシ)の出場が国際オリンピック委員会(IOC)によって認められた。今年の欧州選手権79kg級2位で、欧州予選を勝ち上がった選手。急な出場決定でコンディションがどうか不明だが、オリンピック2位の元ロシア選手の地力はあなどれまい。
ロシア選手は出ていないが、4選手が元ロシアというエントリー。“ロシア”の意地が爆発するか
Dake, Kyle Douglas(米国) | |||||
2023年 | 世界選手権 | ● | 4-6 | ○ | Dake, Kyle Douglas |
Salkazanov, Tajmuraz Mairb(スロバキア) | |||||
2022年 | 世界選手権 | ● | 1-3 | ○ | Salkazanov, Tajmuraz Mairb |
Emamichoughuei, Younes Aliakbar(イラン) | |||||
2022年 | アジア選手権 | ● | 5-7 | ○ | Emamichoughuei, Younes |
2018年 | アジア選手権(65kg級) | ○ | 8-4 | ● | Emamichoughuei, Younes |
Chamizo Marquez, Frank(イタリア) | |||||
2023年 | 世界選手権 | ○ | 7-2 | ● | Chamizo Marquez, Frank |
Kougioumtsidis, Georgios(ギリシャ) | |||||
2023年 | 世界選手権 | ○ | フォール、3:37=6-4 | ● | Kougioumtsidis, Georgios |
Rassadin, Viktor(タジキスタン) | |||||
2016年 | ドミトリー・コーキン大会(65kg級) | ○ | 不戦勝 | ● | Rassadin, Viktor |