世界レスリング連盟(UWW)は7月31日、2024年の殿堂入りを発表。下記の5人が選ばれた。
《選手》
Steeve GUENOT(フランス)
Mavlet BATIROV(ロシア)
Tonya VERBEEK(カナダ)
《コーチ》
Levon JULFALAKYAN(アルメニア)
《審判》
Vassilis PAGONIS(ギリシャ)
スティーブ・ゲノー(フランス)は、2008年北京オリンピックの男子グレコローマン66kg級で優勝。フランスに1936年以来のオリンピック金メダルをもたらした。2012年ロンドン大会では銅メダルを取ったほか、2007年世界選手権でも銅メダルを獲得。フランスのレスリングを支えた。
マブレット・バティロフ(ロシア)は2004年アテネ大会の男子フリースタイル55kg級金メダリスト。2008年北京大会では60kg級で優勝したほか、2007年世界選手権の60kg級で優勝している。
トーニャ・バービック(カナダ)は吉田沙保里選手と何度も闘った選手。2004年アテネ大会で銀メダルを取り、2008年北京大会で銅メダル、2012年ロンドンで銀メダルと、3大会連続メダル獲得。世界選手権、パンアメリカン大会、コモンウェルス大会などで多くのメダルを獲得。現在はアイオワ大で女子コーチを務めている。
レボン・ジュルファラキャン(アルメニア)は1988年ソウル大会の男子グレコローマン68kg級にソ連代表として出場して金メダルを獲得。それに先立つ1986年には欧州選手権と世界選手権を制覇。指導に回ってからは、世界チャンピオン7選手、欧州チャンピオン14選手など数多くの強豪を育成した。2012年ロンドン大会では、長男のアルセン・ジュルファラキャンが74kg級で銀メダルを獲得している。
バシリス・パゴニス審判員(ギリシャ)はオリンピック5回、世界選手権20回、欧州選手権25回で審判を務めた。1996年アトランタ大会ではゴールデンホイッスル賞を受賞。