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2024.08.02

吉田沙保里の好敵手ら5人が選出される…UWW2024年殿堂入り

 

 世界レスリング連盟(UWW)は7月31日、2024年の殿堂入りを発表。下記の5人が選ばれた。

《選手》
Steeve GUENOT(フランス)
Mavlet BATIROV(ロシア)
Tonya VERBEEK(カナダ)

《コーチ》
Levon JULFALAKYAN(アルメニア)

《審判》
Vassilis PAGONIS(ギリシャ)

 スティーブ・ゲノー(フランス)は、2008年北京オリンピックの男子グレコローマン66kg級で優勝。フランスに1936年以来のオリンピック金メダルをもたらした。2012年ロンドン大会では銅メダルを取ったほか、2007年世界選手権でも銅メダルを獲得。フランスのレスリングを支えた。

 マブレット・バティロフ(ロシア)は2004年アテネ大会の男子フリースタイル55kg級金メダリスト。2008年北京大会では60kg級で優勝したほか、2007年世界選手権の60kg級で優勝している。

 トーニャ・バービック(カナダ)は吉田沙保里選手と何度も闘った選手。2004年アテネ大会で銀メダルを取り、2008年北京大会で銅メダル、2012年ロンドンで銀メダルと、3大会連続メダル獲得。世界選手権、パンアメリカン大会、コモンウェルス大会などで多くのメダルを獲得。現在はアイオワ大で女子コーチを務めている。

▲吉田沙保里がいなければ、一度は世界チャンピオンかオリンピック・チャンピオンになったであろう、トーニャ・バービック(カナダ)=2011年世界選手権決勝

 レボン・ジュルファラキャン(アルメニア)は1988年ソウル大会の男子グレコローマン68kg級にソ連代表として出場して金メダルを獲得。それに先立つ1986年には欧州選手権と世界選手権を制覇。指導に回ってからは、世界チャンピオン7選手、欧州チャンピオン14選手など数多くの強豪を育成した。2012年ロンドン大会では、長男のアルセン・ジュルファラキャンが74kg級で銀メダルを獲得している。

 バシリス・パゴニス審判員(ギリシャ)はオリンピック5回、世界選手権20回、欧州選手権25回で審判を務めた。1996年アトランタ大会ではゴールデンホイッスル賞を受賞。

▲2008年北京オリンピックで、フランスに72年ぶりの金メダルをもたらしたスティーブ・ゲノー

▲オリンピック2階級制覇を達成し、ロシアの軽量級を支えたマブレット・バティロフ=2008年北京オリンピック







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