(2024年8月5日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■女子62㎏・尾﨑野乃香(慶大=2回戦でキルギスのメーリム・ジュマナザロワに6-8で敗北)「敗因は自分にあると思う。相手が戦略を練ってきたことは分かっていた。階級を上げ、ここまでやってきたことは、私にとって苦しいことはではなく、楽しいものでした。毎日、オリンピックのために頑張るのが楽しかった。辛いことも、全部自分のためという日々を送ってきました。だからこそ自分の過去を責めたくない。そこを責めたら、わたしの努力が泡になってしまうので、それは絶対にしたくない。
負けても、自分が世界一の練習をしていたことは本当だと信じたい。ああいうところで競り勝てないのは自分の弱さということが身に染みました。(0-6で迎えた)第2ピリオドでは気持ちも立て直すことができました。まだいけると思っていました。今までの自分だったら、あのままテクニカル(スペリオリティ)で負けていたと思う。それだけ自信もあったので、頑張ったんですけど(一時は6-6のラストポイントで逆転)、ああいう負け方(残り時間16秒で、バックを取られる)をしてしまうのが、自分の弱さだったと思います」