(2024年8月6日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■男子グレコローマン77㎏級・日下尚(三恵海運=準決勝でマルハス・アモヤンを破って決勝に進出)「マジで気持ちは最高です。危うく前歯の差し歯が取れそうになりました(笑)。正直、準決勝は、1~2回戦の相手とは組み合った時点で圧が違うことを肌で感じながら闘っていました。最初からそうだったので、厳しい闘いになることを予想しながらやっていました。相手に1点を奪われたときには、正直ちょっと焦りました。自分のレスリングは6分間前に出続け、気持ちの強さで相手の気持ちをへし折ること。今回も根性で勝負と心に決めていました。
第2ピリオドに2点取って逆転した場面では、以前に闘ったことのある選手なので、あそこで巻き投げが来ることが分かっていた。同じ技は二度と食らわないと心に決めていたので、なんとか(押して倒して)点につなげることができました。正直、このオリンピックに懸けているので、大会前は緊張していたけど、闘うとなったら、覚悟ができる。応援団からの応援は、メチャクチャ力になったし、メチャクチャ浮かれてしまいました(微笑)」