(2024年8月6日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■女子68㎏級銅メダル・尾﨑野乃香(慶大=3位決定戦でナイジェリアのブレッシング・オボルデュデュを3-0で下す)「今は最高の気持ちです。自分が金メダリストになるのは4年後にお預けになってしまったんですけど、気持ちを切り替えて3位決定戦に挑めた自分をほめたい。会場に来てくださった皆さんや日本で応援してくださる皆さんにも感謝を伝えたい。メダルを日本に持ち帰れることは心からうれしい。
2回戦で自分と当たったキルギスの選手が決勝まで進出してくれたことにも感謝なんですけど、巡ってきたチャンスをものにするのが、自分の人生なのかなと感じている。そのチャンスをつかむのはいつも通りだな、と思いながら3位決定戦に臨むことができました。それに自分以上に自分を信じてくれている人がいるので、その人たちの思いを裏切りたくないという思いもありました。今まで頑張ってきた自分にも、かわいそうな思いをさせたくないという思いもありました。
オリンピックは何があるか分からない。金メダリストになれなかったのは、必ず自分に原因がある。それを振り返りつつ、今までで一番楽しい舞台だった。(ウォーミングアップ場から)会場に入ったとき、自分の名前を大きい声でアナウンスしてくれる。こんな会場は初めてです。ロサンゼルス・オリンピックは、もっとすごくなるのかな、と今からワクワクしています」