2024年パリ・オリンピックの男子グレコローマン60kg級で優勝した文田健一郎(ミキハウス)は、8月6日で「28歳7ヶ月19日」。これは、1968年メキシコ大会・フリースタイル63kg級で優勝した金子正明の「28歳3ヶ月9日」を4ヶ月以上上回る日本男子最年長のオリンピック・チャンピオン。
男子グレコローマンでは、1984年ロサンゼルス大会の宮原厚次の「25歳7ヶ月11日」が最年長だった。女子の最年長は2016年リオデジャネイロ大会での伊調馨で「32歳2ヶ月4日」。日本男子の最年長の世界チャンピオンは、1983年世界選手権(ソ連・キエフ)の男子グレコローマン57kg級で優勝した江藤正基の「29歳6ヶ月30日」。文田は2017年に「21歳8ヶ月4日」の日本男子グレコローマン最年少で世界チャンピオンに輝いている。
同選手は2021年東京オリンピックで銀メダルを取っており、2大会連続のメダル獲得。オリンピックで2個のメダルを取った男子選手は7人目。
世界選手権でも2017・19年に金、2022年に銅、2023年に銀を取っており、高田裕司(金5・銅2)に続き、富山英明(金3・銀2・銅1)と並ぶメダル獲得となった。
No. | 選 手 名 | 年 齢 | 大会年 | 階 級 |
1 | 文田健一郎 | 28歳7ヶ月19日 | 2024年 | 男子グレコローマン60kg級 |
2 | 金子 正明 | 28歳3ヶ月9日 | 1968年 | 男子フリースタイル63kg級 |
3 | 笹原 正三 | 27歳4ヶ月0日 | 1956年 | 男子フリースタイル62kg級 |
4 | 佐藤 満 | 26歳9ヶ月7日 | 1988年 | 男子フリースタイル52kg級 |
5 | 富山 英明 | 26歳8ヶ月24日 | 1984年 | 男子フリースタイル57kg級 |
6 | 米満 達弘 | 26歳0ヶ月7日 | 2012年 | 男子フリースタイル66kg級 |
7 | 石井 庄八 | 25歳10ヶ月0日 | 1952年 | 男子フリースタイル57kg級 |
8 | 上武洋次郎 | 25歳9ヶ月5日 | 1968年 | 男子フリースタイル57kg級 |
9 | 柳田 英明 | 25歳7ヶ月26日 | 1972年 | 男子フリースタイル57kg級 |
10 | 宮原 厚次 | 25歳7ヶ月11日 | 1984年 | 男子グレコローマン52kg級 |
選 手 名 | メダル獲得大会 | 階 級 | |
上武洋次郎 | 1964年・金 | 1968年・金 | 男子フリースタイル57kg級 |
平山紘一郎 | 1972年・銀 | 1976年・銅 | 男子グレコローマン52kg級 |
高田裕司 | 1976年・金 | 1984年・銅 | 男子フリースタイル52kg級 |
宮原厚次 | 1984年・金 | 1988年・銀 | 男子グレコローマン52kg級 |
太田 章 | 1984年・銀 | 1988年・銀 | 男子フリースタイル90kg級 |
赤石光生 | 1984年・銀 | 1992年・銅 | 男子フリースタイル62・68kg級 |
文田健一郎 | 2021年・銀 | 2024年・金 | 男子グレコローマン59・60kg級 |
※カッコ内の数字はオリンピック
No. | 選 手 名 | 金 | 銀 | 銅 | 合 計 | 階 級 |
1 | 高田裕司 | 5(1) | 2(1) | 7(2) | フリースタイル52kg級 | |
2 | 富山英明 | 3(1) | 2 | 1 | 6(1) | フリースタイル57kg級 |
〃 | 文田健一郎 | 3(1) | 2(1) | 1 | 6(2) | グレコローマン59・60kg級 |
4 | 渡辺長武 | 3(1) | 3(1) | フリースタイル63kg級 | ||
〃 | 金子正明 | 3(1) | 3(1) | フリースタイル62kg級 | ||
〃 | 柳田英明 | 3(1) | 3(1) | フリースタイル57kg級 | ||
7 | 笹原正三 | 2(1) | 2(1) | フリースタイル62kg級 | ||
〃 | 市口政光 | 2(1) | 2(1) | グレコローマン57kg級 | ||
〃 | 中田茂男 | 2(1) | 2(1) | フリースタイル52kg級 | ||
〃 | 上武洋次郎 | 2(2) | 2(2) | フリースタイル57kg級 |