(2024年8月8日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■男子フリースタイル86㎏級・石黒隼士(自衛隊=2回戦で米国の国内予選で世界王者を退けたアーロン・ブルックスに黒星)「自分の良さを出せずに終わってしまいました。心残りがある。『なぜ攻められなかったのか?』という疑問ははっきりとわかっていない。まだモヤモヤが残っている状態なので、コーチとしっかりと話し合って、頭の中を整理したい。やはり前半に一度自分の展開を作れなかったことが敗因なのかなと思います。中途半端に行ってしまった。真っ向勝負を望みすぎてしまった結果、戦術的な部分を疎かにしてしまったことで、差が開いてしまったのかなと思います。
第2ピリオドは相手も戦術を変えてきたのに、自分は前半と変わらずに行ってしまい、悪い流れになってしまった。第1ピリオドで1-1くらいまでは、『大丈夫かな?』という思いもあったのですが、第2ピリオドになってからリズムが変わってしまい、そこで一気に差が開いてしまった。オリンピックという特別な空気感の中で試合ができたことは楽しめた。一方で、悔しい思いもしてしまった。いまは悔しい気持ちしか浮かんでこないですね」