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2024.08.09

ブルガリアから24年ぶりの王者誕生、アジアがグレコローマンで4階級を制覇…2024年パリ・オリンピック第4日(ファイナル)

 

 【パリ(フランス)】2024年パリ・オリンピック第4日は8月8日、シャン・ド・マルス・アリーナで前日開始の男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、男子グレコローマン87kg級で昨年の世界選手権3位のセメン・ノビコフ(ブルガリア=元ウクライナ)が優勝。同国に2000年以来、24年ぶりのオリンピック金メダルを引き寄せた。

 同国は前回までに男子グレコローマンで9個、男子フリースタイルで7個の金メダルを獲得しているが、2000年のアルメン・ナザリアン(男子グレコローマン58kg級)を最後に途絶えていた、

▲ブルガリアから24年ぶりにオリンピック優勝を果たしたセメン・ノビコフ

 男子グレコローマン67kg級は、東京オリンピック王者(モハマド・アブドルハム・ゲラエイ)を国内予選で破って出場したサエイド・エスマエイリ(イラン)が優勝。決勝では、戦禍から参加した2021年東京オリンピック銀メダルのパルビズ・ナシボフ(ウクライナ)を破った。

 女子53kg級は藤波朱理(日体大)ルシア・イェペス(エクアドル)を破って優勝。南米から女子初の世界一奪取はならなかった。3位にはチェ・フンギョン(北朝鮮)が入り、同国女子として初めてのメダルを獲得した。

 男子グレコローマンは全日程が終了。日本とイランが2階級ずつで勝ち、旧ソ連を除くアジアが過半数を占めた。残る2階級はブルガリアとキューバ。

 各階級のファイナル成績は下記の通り。

▲今大会、イランに2個目の金メダルを手にしたサエイド・エスマエイリ。日本の2階級制覇とともに、グレコローマンの強国はアジアに移りつつある


男子グレコローマン

 【67kg級】=16選手出場

 ▼決勝
Esmaeili Leivesi, Saeid Morad Goli(イラン)○[6-5]●Nasibov, Parviz(ウクライナ)

 ▼3位決定戦
Jafarov, Hasrat(アゼルバイジャン)○[VSU、2:14=8-0]●Ismailov, Amantur(キルギス)
Orta Sanchez, Luis Alberto(キューバ)○[7-0]●Galstyan, Slavik(アルメニア)

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 【87kg級】=16選手出場

 ▼決勝
Novikov, Semen Sergeevich(ブルガリア)○[7-0]●Mohmadipiani, Alireza Azizkhoon(イラン)

 ▼3位決定戦
Belenyuk, Zhan(ウクライナ)○[3-1]●Kulynycz, Arkadiusz Marcin(ポーランド)
Bisultanov, Turpal-Ali Alievich(デンマーク)○[2-1]●Losonczi, David(ハンガリー)


女子

 【53kg級】=16選手出場

 ▼決勝
藤波朱理(日本)○[VSU、3:37=10-0]Yepez Guzman, Lucia Yamileth(エクアドル)

 ▼3位決定戦
Choe, Hungyong(北朝鮮)○[VSU、1:46=10-0]●Wendle, Annika(ドイツ)
Pang, Qianyu(中国)○[フォール、1:05=6-2]●Batkhuyag, Khulan(モンゴル)







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