【2024年パリ・オリンピック特集】櫻井つぐみ（育英大助手）の話＝準決勝終了時

（2024年8月8日、シャン･ド･マルス･アリーナ）

　■女子57㎏級・櫻井つぐみ（育英大助手＝準決勝で米国のヘレン・マルーリスを破り決勝に進出）「最初に点を取られたけど、ひとつ（2点）だから大丈夫。自分の方が体力もあるし、絶対取り返してテクニカル（スペリオリティ）で勝つ、くらいの気持ちでいました。（4点とって逆転した攻撃について）今までの試合を見ると、マルーリスは足をかけるのが上手。その対処も練習していた。最初はかかってしまった。でも、試合の中で修正して、相手が来たところがチャンスなので、向こうが思い切り足をかけてきたので、そこをポイントにつなげることができました。

　（初めてのオリンピックについて）あまり緊張もせず、いつも通りリラックスして闘っていました。試合中には歓声も聞こえて、自分が点を取ったり、取られたりすると、すごく盛り上がる。『自分は応援してもらっている』というふうにとらえて闘いました。応援の声も聞こえ、楽しみながら試合をできたと思います」

▲準決勝を勝ち、金メダルまであと1勝とした櫻井つぐみ（育英大助手）＝撮影・保高幸子