【パリ(フランス)】2024年パリ・オリンピックの男子グレコローマン60kg級で金メダルを取った文田健一郎(ミキハウス)が8月8日、男子グレコローマンの全日程が終了したあと、セーヌ川に浮かぶ船舶を使ったレスリング・ハウスで行われた世界レスリング連盟(UWW)スタッフの懇親会に招待され、ネナド・ラロビッチ会長から祝福を受けた(77kg級の日下尚=三恵海運=はテレビ局の取材で欠席)。
文田は、司会から「グレコローマンはきっこうした試合になることが多いが、あなたの試合はとてもアクティブだ。なぜか?」との問いに、「私はグレコローマンを世界で一番愛していると自信がある。自分が理想とするグレコローマンを試合に反映させているからだと思います」と答え、技の出るグレコローマンへのこだわりを主張。
世界選手権とオリンピックの違いを問われると、「応援してくれている人の数がけた違い。重圧が大きいのがオリンピック。その分、オリンピックで優勝することに価値があると思いました」と答えた。
ラロビッチ会長は「ヨーロッパの選手を次々と破り、あなたはヨーロッパ・キラーだ。あなたによって、グレコローマンがよりアクティブな試合になっていくと思う」と、文田を持ち上げつつ、技の展開のあるグレコローマンへの変革を望んだ。
会場では次々と記念撮影をリクエストされ、金メダルを見せるなど“ファン”サービスに応じた。