(2024年8月9日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■男子フリースタイル57㎏級優勝・樋口黎(ミキハウス=決勝で米国のスペンサー・リーを破って優勝)「コーチ、監督、仲間…。レスリングに携わって僕を応援してくれた方々がいたおかげで取れた金メダルだと思っています。日本のレスリングの思いを背負ってパリのマットに立ったので、金メダルを取ることで、日本レスリングのフリースタイルが世界一だということを証明できてホッとしています。
(途中まで0-2とリードを許していたことについて)『絶対勝つ』という思いで戦っていました。ただ、相手の選手がちょっとずつばててきているのが第1ピリオド残り30秒くらいから伝わってきた。スペンサー・リー選手はスタミナがすごくあって、今までばててる試合を見たことがない。でも、僕はスタミナでは絶対負けないと信じていた。どちらかといえば、相手はカウンターを狙ってきそうな感じだったので、不用意なカウンターだけ取られないようにプレッシャーをかけ、最後は取り切れたと思います」