【パリ(フランス)】2024年パリ・オリンピックで無念の銅メダルに終わり、2連覇ならなかった女子50kg級の須﨑優衣(キッツ)が8月9日、試合後にセーヌ川に浮かぶ船舶につくられたレスリングハウスを訪れ、世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長に、2028年ロサンゼルス・オリンピックでの金メダル奪還を誓った。
ラロビッチ会長と並んでゲストの前に立った須﨑は、“国際レスラー”らしく、すべて英語でやりとり。「今回、私は銅メダルで、とても残念でした。次のオリンピックでは絶対に金メダルを取りたい。私はレスリングを愛しているし、金メダルを愛しています」と話して歓声を受けた。
2028年ロサンゼルス・オリンピックまでの改善点を問われ、「もっと練習したい」などのほか、「もっとファンをつくりたい」とも話し、人気の面でも世界トップを目指したい気持ちを表した。
会場には、2008年北京オリンピックの男子フリースタイル55kg級王者のヘンリー・セフード(米国=総合格闘家へ転向し、UFC史上4人目の2階級同時王者を達成)もいて、会場で須﨑を見つけると自ら近寄ってくるなど、“須﨑人気”が示された形となった。