(2024年8月9日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■女子57㎏級優勝・櫻井つぐみ(育英大助手=育英大出身の選手として初のオリンピック金メダリストへ)「金メダルはものすごく重たい。自分が金メダリストというのは夢物語だと思っていたんですけど、メダルをもらったら現実なんだなと思い、うれしい気持ちです。国内予選から苦しい闘いが多かった。そこで勝ち上がっても、この前のアジア選手権でも負けたりしていた。本当にきつい練習を乗り越えてきた。たくさんの人に支えられてこのメダルを取ることができたので、自分は幸せ者だと思ったら、自然と涙が溢れてきました。
観客席にいた柳川(美麿)監督たちに会ったときも、うれしくて泣いてしまいました。オリンピックのために監督は自分たち中心で指導を見てくれた。大学に入ってから自分自身すごく成長することができたので、育英大に入ってよかったと思います。(全競技を通じて高知県出身者としては92年ぶりの金メダリストになったことについて)オリンピックにいく前からそう言われていました。自分は『絶対金メダルを取るぞ』という気持ちでいました。自分のレスリングの軸というか、今の自分の中心となる動きは高知で全部習ったこと。それをパリで出すことができたと思う。県の方々にも応援してもらって、金メダルを取ることができた。早く地元に戻って、金メダルをみんなに見せたい」