(2024年8月10日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■男子フリー74㎏級2位・高谷大地(自衛隊=決勝でウズベキスタンのラザムベク・ジャマロフにフォール負けを喫し準優勝)「一番大事なところで負けるなんて、もう最高に高谷大地らしい。今はうれしさと悔しい気持ちが半分ずつくらいの割合です。最後のクラッチはもうバチバチに自分の首が決まってるし、どう逃げたらいいか分からなかった。自分と相手の柔らかさがうまくかみ合っちゃって、『やべえな』と思いながらもフォールにはならないだろうと思っていたけど、逃げれないし、どうしようもないなあと思っていたら終わってしまった。
僕なんかがオリンピックに出ること自体、本当にありえないことだと思っていた。でも出たら、あれよあれよという間に勝ってしまって、気づいたら決勝の舞台にいた。そしたら少し欲が出てきて、『どうせならいい色のメダルを取りたいよな』というふうに思った…。やっぱりそう簡単ではなかった。でも、自分なりによく頑張ったと思います。『6分間、ちゃんと試合したかった』という悔しい思いもあるけど、お釣りが来るぐらいの闘いだったんじゃないかなというふうにとらえています」