(2024年8月10日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■女子62㎏級優勝・元木咲良(育英大助手=決勝でウクライナのイリナ・コリアデンコを大差で破り優勝)「すごく大きくて重いメダル。本当にたくさんの方にお世話になって取れたメダルなので、自分だけが(首から)かけてもらうのが申し訳ないような気持ち。本当に、いろんな人にできたら分けてあげたいメダルだなって思います。お父さん(グレコローマン63㎏級でシドニー・オリンピック出場の康年さん)がいなかったら、自分はレスリングもしてないし、レスリングも好きになれなかったと思う。本当にお父さんのおかげです。
(相手に1点を取られた時)自分の中では結構冷静だった。柳川先生(監督)から『気持ちで負けないで行け』と言われていた。昨日の準決勝は自分に負けてしまうような試合内容だったので、『今日は絶対自分に負けない』という気持ちで臨みました。『私のレスリング人生、そう簡単にうまくいかせてもらえない』と思った時期もあったけど、こうやってオリンピックで金メダルを取るために必要だった時間だったのかなと思います。無駄なことなんてひとつもなかったな、と思います」